カート・コバーン、名曲MVで使用したエレキギターが5億7000万円で落札 唯一の現存する愛車は4700万に

 Nirvanaのフロントマン、故カート・コバーンのエレキギターがオークションに出された。このギターは「Smells Like Teen Spirit」のMVで使用されたもので、シアトルのポップカルチャー博物館に展示されていた1969年製のフェンダー・ムスタングである。60万ドル以上の開始価格になると予想されていたギターは、最終的に450万ドル(約5億7000万円)で落札された。

 2ndアルバム『Nevermind』(1991年)に収録された「Smells Like Teen Spirit」はNirvanaの代表曲である。曲名はアメリカのデオドラントスティック「ティーン・スピリット」からとられている。当時、コバーンは友人であるBikini Killのキャスリーン・ハンナから「ティーン・スピリットの匂いがする」とジョークを言われたときに、このフレーズを気に入りタイトルに使用した。

 2021年には『Nevermind』発売30周年を迎えたことから、コバーンが愛用していたフェンダー社のジャガーとムスタングの要素を組み合わせて作ったコバーンカスタムモデルの復刻版も発売された。コバーンは今なお、語り継がれるアーティストである。

 このほかオークションでは、コバーンの愛車である1965年製ダッジダート170の4ドアセダンや、コバーンがスケートボードデッキにIron Maidenのマスコットのエディを描いたときのアートワークアイテムが出品された。出品先の「ジュリアンズ・オークション」によると、この車はコバーンが所有し運転していた中で「唯一の現存する車」だそう。ベイビーブルーの愛称で呼ばれる車は、約37万ドル(約4,700万円)で落札された。さらにアートワークの方はNFTを付属して売却されたという。

 この「ジュリアンズ・オークション」では、BTSが第63回グラミー賞で着用した衣装が1月に16万ドル(約1850万円)で落札され、話題をさらっている。

参照:https://variety.com/2022/music/news/kurt-cobain-guitar-auction-smells-like-teen-spirit-1235274844/
https://www.youtube.com/watch?v=hTWKbfoikeg&t=8s

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