優里×朝倉未来、“路上”からのし上がった共通点 ガチンコカラオケ対決での歌声にファン反響
シンガーソングライターの優里が、自身の公式YouTube『優里ちゃんねる』で“【YURIN】カラオケ対決企画”シリーズの新作を公開した。本シリーズは、優里とゲストがそれぞれの持ち歌をカラオケで一曲ずつ歌いその点数を競うというもの。過去にはMY FIRST STORYのHiroや手越祐也などの大物歌手からコムドット、狩野英孝といったかなりバラエティに富んだゲストが登場しており、それぞれが本気で挑む姿が好評の企画となっている。
今回登場したのはなんと格闘家の朝倉未来。朝倉は格闘家としてはもちろん、YouTubeでの活躍も話題となっており、本人のYouTubeチャンネルの登録者は240万人を超え、格闘ファンのみならず幅広い層からカリスマ的人気を誇っている。そんな朝倉の登場にファンから驚きのコメントが寄せられている。
まず歌うのは朝倉の持ち歌で5月1日にリリースし、自身が作詞作曲を務めた「FIRE」。この曲がカラオケに入ったのが撮影日の2日前ということで朝倉もカラオケで歌うのは初めてだという。「“朝倉未来、自分の歌なのにあんま歌えてねえじゃねえか”って炎上してほんとのFIREになりそう」とやや弱気な姿勢。「点数でボコボコにさせていただきます」と優里がYURIN企画特有の強気な姿勢を見せると、すかさず朝倉が「もし俺が勝った時はBreaking Downに出場ということで」と朝倉が弟の朝倉海と監修している総合格闘技大会への参加を匂わせる。すると優里は、「ちょっと一回……でも考えさせてください……」と萎縮してみせ、お互い弱気な姿勢から始まった。しかしいざ歌唱が始まると、朝倉は繊細かつ正確で優しい歌声を響かせ、優里を圧倒。優里も負けじと立ち上がり、“優里節”を交えながら熱のこもった歌唱を披露した。
2曲目として歌うのはBAKの「パラレルワールド」。『優里ちゃんねる』のスタッフでYURINでも対決したことのある仲間の持ち歌である。少し練習したがカラオケでは初めて歌うという朝倉と、歌いすぎて原曲がどのような曲だったかわからないという優里の勝負となった。
シンガーソングライターと総合格闘家、優里と朝倉、それぞれ対極と言っても良いほど遠い存在に思えるがファンがこのコラボに沸いている理由はいくつかある。一つは二人とも「路上」からキャリアをスタートしたという点。優里は組んでいたバンドが解散したあと路上ライブを重ね現在はトップシンガーソングライターとして活躍しており、朝倉も朝倉海との路上でのスパークリングから二階級王者の座を手にしている。そのような何もない状況から現在まで、努力を続けてきたところもお互いに共感できるのだろう。
もう一つは自分の枠にとらわれない活動の幅広さだ。今回の朝倉の挑戦はまさにそうだが、現役の総合格闘家でありながら歌手としての活動、YouTubeではドッキリやグルメ企画といったYouTuber的な動画が満載である。一方、優里もASMRやトークアプリ“斉藤さん”を使った企画まで動画の内容は多岐に渡り、優里ちゃんねるはもう少しで登録者が100万人を超えるという、シンガーソングライターとしては巨大チャンネルとなる。柔軟に色々なことに挑戦していく二人だからこそ今回のコラボが実現したのだろう。これからもYouTubeやテレビで共演してほしいと思わずにはいられない動画となった。