OnlyOneOf、日本デビューライブで伝えたlyOnへの想い トークやゲームで充実の公演に

 5月2日、Zepp DiverCity TokyoにてOnlyOneOfの日本デビューライブ『OnlyOneOf First Japan Live 2022』が行われた。

 OnlyOneOfは韓国の事務所8D ENTERTAINMENTに所属する、KB(キュビン)、Rie(リエ)、YooJung(ユジョン)、JunJi(ジュンジ)、Mill(ミル)、Nine(ナイン)による6人グループだ。グループ名には「誰かのただひとつ」=「メンバーの中に必ず推しが見つかる」という意味が込められている。2019年に韓国でデビュー、今回、満を持しての日本デビューとなる。lyOn(ライオン/公式ファンダム名)の期待も高まっていた初めての日本でのライブ、第1部の模様をレポートする。

 定刻から少し時間が過ぎ、会場の照明が消えると、客席の熱気がふわりと上がった。ステージに設置された大きなモニターにメンバーの表情が映し出されていくと、期待で空気がざわめく。

Nine

 ステージ上を満たしていくスモーク。その中に現れたのは真っ白なスーツに身を包んだOnlyOneOfだ。オープニングを飾ったのは「angel」。軽快なメロディ、一糸乱れぬ動きに会場全体が惹きつけられていく。代表曲の1曲でもある「sage」になると空気は一変。赤いライトが妖しく白スーツを染め、体に響くサウンドで会場を侵食していく。最初の2曲だけでもOnlyOneOfの魅力が垣間見えたように思う。

 しかし、トークコーナーになるとメンバーはそれぞれ笑顔を弾けさせ、客席を埋め尽くすlyOnに手を振り「こんにちは!僕たちはOnlyOneOfです!」と挨拶。MCから「日本デビューおめでとうございます!」と祝福されると、Millは客席に向かって「会えてうれしいです!」。会場からは大きな拍手があふれた。

Mill

 YooJungは「(日本は)初めてなのでとてもドキドキしています」とにっこり。逆に、日本に訪れたことがあるというKBは「福岡と大阪に行きました。温泉に入りました」と思い出話を披露。またそれぞれの好きな日本食の話題で盛り上がり、Nineは「僕はうどんが本当に食べたいです!」とうどんをすするリアクションをし、Rieは「日本の料理は全部おいしいから全部好き。特にチキンのから揚げ」と朗らかなトークを繰り広げた。

 今回、初めての日本語曲の収録では発音が難しかったと言うメンバー。6人の中で日本語が一番うまいのはRieということだが、Rieは「日本のアニメを見たり、曲を聴いて覚えています。一番好きなのはOfficial髭男dismの『Pretender』」ということで、アカペラで「Pretender」を披露する場面も。アニメ好きのMillも負けじと『東京リベンジャーズ』のマイキーのモノマネをするなど、キュートな素顔を垣間見せた。

JunJi

 日本での初ライブということで少し緊張気味のメンバーをほぐすべく用意されたのは「お絵描き伝言ゲーム」。お題に沿って絵を描き、伝言していき、外れたら罰ゲームというシンプルなものだ。1問目では当てることができず、JunJi、YooJungが罰ゲームとなり、ヘリウムガスを吸った上で歌を披露。2問目のお題は「JunJi」。それぞれの画力を発揮しつつも、さすが見事に最後まで伝え切った。ゲーム中も、客席のlyOnたちとジェスチャーなどでコミュニケーションを取って楽しんだ。

YooJung

 メンバーが選んだ商品をプレゼントする抽選会のあと、再びパフォーマンスへ。ハイチェアに腰掛けたまま、この日初披露となる日本語オリジナル曲「seamless mind」を。ときどき客席に向かって手を振るなどしてlyOnとのレスポンスも楽しみながら、笑顔で歌い上げたが、続く「氷と火の歌」では一転、情熱的なステージを見せた。

Rie

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