King & Prince 永瀬廉、Sexy Zone マリウス葉との思い出を懐かしむ 話すことで伝わる仲間への想い

 また一方で、マリウスの帰りを待つSexy Zoneの活躍ぶりにも目覚ましいものがある。佐藤勝利はKinKi Kids・堂本光一が主演する舞台『Endless SHOCK -Eternal-』にてライバル役を熱演。中島健人はドラマ『桜のような僕の恋人』(Netflix)で主演を務め、化粧品、お菓子、ビールとあらゆる商品のCMキャラクターとしても活躍中だ。

 さらに、中島と共にビールのCMに出演している菊池風磨は、嵐・二宮和也らと運営するYouTubeチャンネル『ジャにのちゃんねる』でやんちゃなバラエティキャラを確立。その勢いのままに、今年8月に放送される『24時間テレビ』(日本テレビ系)のメインパーソナリティーのメンバーにも抜擢された。

 そして、マリウスとシンメトリーを組んできた松島聡も、初主演舞台『こどもの一生』に奮闘。先日、新型コロナウイルスに感染したことが報じられ、千秋楽を前に24日以降の東京公演が中止という事態になってしまったものの、初めての座長を経験した今回の舞台は大きな自信へとつながったに違いない。

 それぞれのペースで表現の場を広げ続けながらも、グループとしては6月1日に約2年4カ月ぶりとなるオリジナルアルバム『ザ・ハイライト』もリリース予定。その最新アルバムを引っさげて、6月18日からは『セクシーゾーン ライブツアー2022 ザ・アリーナ』もスタートさせるという充実ぶりだ。

 佐藤がパーソナリティを務めるラジオ『VICTORY ROADS』(bayfm)4月24日放送回では、「『SHOCK』をやりながらライブリハーサルもするんだよ? そんなスケジュールある(笑)?」と笑いを誘いながら、着実にその準備が進んでいる様子を窺わせた。

 なかでも、ツアーグッズの話題になったとき「今回も飲み物入れる容器系、通称タンブラーとか。あとはエコ系も! 環境に配慮するシリーズはマリウスの想いだったりするので、それは作り続けてますね」と、ここでもマリウスの名前が自然と出ていたのが印象的だった。

 咲き誇る桜に、環境を想うグッズに、マリウスを感じる。そんなやさしい時間が流れ続けているのも、マリウス葉という人が築き上げてきたものだろう。まだまだ落ち着かない時期は続くが、お花見を楽しめるくらいみんなが安心して集まれるようになることを、そしてそこにマリウスの笑顔が見られることを今はただ願うばかりだ。

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