櫻坂46 上村莉菜と関有美子が密かに育んできた関係性 4thシングル『五月雨よ』にもたらした温かな空気感
4月6日に4枚目のシングル『五月雨よ』を発売した櫻坂46。本作のCDの初週売り上げは45万枚を超え、前作から4万枚以上増えたという。デビュー後は減少傾向にあったが、ここで増加に転じたようだ(※1)。
そんな上昇ムードの漂っている現在の櫻坂46で、今回初めて選抜入りを果たしたメンバーがいる。それが上村莉菜と関有美子の2人だ。
グループ内では面倒見の良いお姉さん的存在の2人
上村は1期生で、関は2018年に加入した2期生。いわゆる先輩後輩の関係にあたる。しかしこの2人は、上村が関の家に泊まりに行ったこともあるというほど親密な関係だ。なので今作での2人の同時の選抜入りは、本人たちにとっても感慨深いものがあるに違いない。
面白いことに、この2人の関係はファンにすらほとんど知られていなかった。実際、上村が関の家に泊まりに行ったというエピソードが『そこ曲がったら、櫻坂? 』(テレビ東京)で明かされた時、ファンから「この2人ってそんなに仲が良かったんだ」と驚きの声が上がっている。表面的には見えないところで2人の関係は育まれていたのだ。
番組の企画で偶然ペアになったことが2人の仲を縮める最初のきっかけになったのだという。2019年3月に放送された『欅って、書けない?』(テレビ東京)のペアダンジョン回(1期生と2期生がそれぞれペアになって様々なゲームに挑戦する企画)において、くじ引きの結果でペアになっているのだ。当時2期生はグループに加入したばかりで、先輩と話すこともほとんどなかった状態。関にとっては初めて話した先輩も上村であった。
お互いにアイドル好きという共通点もあり、パフォーマンスに対する考え方や、アイドルとして目指す方向性にも近い部分があったのかもしれない。特にこの2人は、それぞれの同期の中では年長組で、メンバーからはお姉さん的存在として慕われている点でも共通している。面倒見の良さや、比較的穏やかな性格も似ている2人だ。