鞘師里保、復帰後に発揮するマルチな才能と愛され力 音楽・俳優・バラエティ各方面から寄せられるオファー
チョコプラ番組のコントで笑わせた台詞「あ、鞘師です」
鞘師はバラエティ番組でもその演技や特技で楽しませてくれている。3月29日放送『チョコプラCUP』(テレビ朝日系/ABEMA)では、プロデューサーにあざとく迫るタレントのコントを披露。プロデューサーに気に入られるために札束を渡す女性を演じたが、鞘師はそれについて「いろんな現場を見てきて、私にはこれしかないと思った」と語って笑わせた。
またテレビ局入りするときに警備員に止められるコントでは、「あ、鞘師です」と国民的アイドルグループでエースを張っていた自分の名前を誇らしげに連呼。それでも行く手を阻む警備員に対してまたもや札束を渡す始末。鞘師は「大人はどれくらい出したら動いてくれるんだろう」と考えているそうで、とりあえずお金で解決しようとする発想が、私たちの知る彼女とはギャップがあっておもしろく、チョコレートプラネットの松尾駿も「また(金が)出てくると思わなかったから笑っちゃった」と腹を抱えた。また実際に自分のライブ会場でも警備員に止められた経験があるそうで、そのときも「鞘師です、と2回くらい言いました」と振り返ってスタジオを沸かせた。
4月10日放送の『行列のできる相談所 祝20周年!新装開店3時間生放送SP』(日本テレビ系)では、滝沢カレンらとともにダンス日本一決定戦へ挑戦。ダンスに悪戦苦闘する滝沢に「カレンさんはこの一員です」とやさしく受け入れ、どんなことがあっても笑顔を絶やさないところが感動的だった。今後、こういったバラエティ番組の運動系チャレンジ企画でも引っ張りだこになる予感がする。
音楽活動については、誰もが認めるダンスパフォーマンスとボーカルで、ますますの飛躍が見込まれる。1月12日リリースのEP『Reflection』の収録曲は、ダブステップを取り入れた「Go-by」やファンク曲「Take a Breath」などリズムを重視した楽曲が並んでおり、現在の鞘師の方向性をはっきり示した作品だった。アーティストとしてレベルの高い1作となっており、日本国内にはおさまらないスケール感がある。ニューヨークでの経験が生きている証しではないだろうか。
鞘師の大ファンで知られる松岡茉優は、2016年1月12日放送のラジオ『松岡茉優ト文化的交流』(文化放送)で“鞘師はパフォーマーとして、エンターテイナーとしてこれからも魅せてくれるはず”と語っていた。まさにその言葉通り、今の鞘師は様々な顔を見せてくれている。そして、次の一手を読ませない展開が魅力的だ。ずっと応援している人はもちろんのこと、これからさらに新しいファンも付いてくるはずだ。