KAT-TUN、2年半ぶりアルバムがチャート首位 成熟した雰囲気に満ちた充実の楽曲とボーカルの心地よさ
一方、「Roar」以降はどちらかというとアグレッシブな印象のビートが集まり、ボーカルも少し張って力強いものになっている。AK-69をフィーチャーした「We Just Go Hard」のようなごりごりのラップ曲もあれば、「CRYSTAL MOMENT」のようにハリのあるボーカルの映えるメロディアスかつアップリフティングな曲もあり、後半で一気にメリハリがつく印象がある。シンプルに好みで言えば前半のほうが気に入っているのだけれども、グループとしての「らしさ」を表現するという意味では後半も重要なのかもしれない。その意味では11曲目(初回限定盤1・2や「Selected Edition」でのラスト曲)となる「Womanizer」はストリングスとブラスがきらびやかに響くファンキーな一曲で、こういうサウンドを間違いなくやってくれるのはうれしい。
という具合に内容も充実しているのはもちろん、サブスクでも聴けるのでアクセスしやすいのがいい。ぜひ「Ain't Seen Nothing Yet」や「Honey on me」あたりだけでも再生してみてほしい。
※1:https://realsound.jp/2022/03/post-986067.html
※2:https://realsound.jp/2022/03/post-995793.html
※3:https://realsound.jp/2022/01/post-947443.html