RAKURA、『名探偵コナン ゼロの日常』OPテーマで表現したリアルとフェイク 初フルアルバムと共に振り返るデビューからの日々
「リリースのたびに好きって言ってくれる方が増えている」
ーー「Orange soda」はどんな思いを伝えたかった？
RAKURA：自分の恋に対するアプローチとか、男の子に対する不満をRa-Uさんやマネージャーさんにめっちゃ言ってて。みんなと恋バナしてできた曲です（笑）。だから、甘酸っぱいですよね。相手も自分のことを好きなことはわかってるんだけど、何も言ってこない。向こうから来てほしいから待ってるっていう感じです。私、オレンジジュースが大好きなんですよ。いつか、オレンジというワードを使った曲をいつか出したいなと思っていて。付き合う前の一番キュンキュンな甘酸っぱい時間を、弾けるオレンジソーダに見立てる曲ですね。
ーー「Shinjuku no Nekomae」は？
RAKURA：クロス新宿ビルの巨大猫ちゃんを定番の待ち合わせスポットにしよう！ っていうところから生まれた曲ですね。いろんな文化やいろんな思いを抱えた人がクロスする場所が、新しい定番の待ち合わせスポットになったらいいなと思って。〈新宿の猫前で待ち合わせ〉っていうのが定番になってほしいし、クロス新宿ビルのテーマソングとして大型ビジョンで年間通して放映されているので、新宿の猫前で私の曲と出会ってほしいです。
ーーこの3曲は日本語の歌詞に加えて、気づいて欲しい相手がいる、待ち人がいるという共通があるようにも感じましたが、それは偶然ですか？
RAKURA：偶然ですね（笑）。でも、そういう風に結びつけて聴いていただけると嬉しいですね。私は本当に何も考えてなかったです。もうちょっとアーティスティックな感じで、後付けの理由を考えておきます！
ーー（笑）。アルバムの並びで聴くと、夢を抱えたティーンネイジャーが「the song」で上京して、「We Fallin’」には〈SHINJUKUまであと何分〉というフレーズがあり、「Shinjuku no Nekomae」で待ち合わせをしてて。
RAKURA：ふふふ。ぜひその順番で聞いてみてください！
ーー配信リリースとは違う順番になってますが、アルバムの曲順はどう考えてましたか。
RAKURA：ポップなカラーの色から始まって、ブラックになって……どんどん色が変化していくんですよ。今までのミニアルバムではギャップを見せるために、ジャンルが違うものを交互に置いていたんですけど、今回はカラーをまとめていて。明るいカラーで始まったアルバムが、どんどん色が変化していって、最後はどういう色で締め括られるのか最後はハッピーな気分になってもらえると思うんですけど、聴いてくださった方が感じた色に染めてくれると嬉しいですね。
ーーアルバムのタイトルも「色合い」や「着色」という意味ですよね。
RAKURA：そうですね。デビューから今までリリースしてきた曲には、ちゃんと私の中でひとつひとつのカラーがあって。アルバムにするときに、やっぱり色が見えたんですよね。いつも曲やジャケを考えるときに色を意識していて。全部に想像する色があって、ライブではこの曲にこの照明を使いたいっていうこだわりもある。だから、その曲たちの色や個性を集合させたという意味で、それぞれの個性や輝きをパレットにして表現しました。ジャケット写真はコスメのアイシャドウパレットなんですけど、私にとっては、初めてのCDなので、手に取ってもらうときにワクワクして欲しかったんですね。この時代、CDプレイヤーを持っていない人もいるかもしれないから、見るだけで、持ってるだけでワクワクしてもらえるものがいいなと思って。ま、女の子特有の気持ちなんですけど、コスメコーナーに置いてあるアイシャドウパレットがすごくキラキラしてて可愛いんですよ。そういう気持ちをパレットにして、届けたいなって思いました。
ーーカセットテープ付きでリリースされますね。
RAKURA：カセットテープが再ブームになっているので、CDのグッズとしていいんじゃないかなと思って。私は、生まれてから今まで、デジタルの音しか聴いたことがなかったんですけど、初めてカセットテープの音を聴かせてもらったときに、音楽が部屋の一部になったというか、その空間が心地よくなったなっていうイメージがあって。皆さんにもぜひ、デジタルとアナログの音を聴き比べて楽しんで欲しいですね。
ーー配信してきた楽曲を1枚のアルバムにまとめてみて、ご自身ではどう感じましたか。改めて、アルバムが完成した感想を聞かせてください。
RAKURA：ほんとに感無量です。デビューしてから、今までの私の思いや出来事から生まれた音たちが、大集結ですね。初めてCDという形で、手に取れるものとして、音楽を届けられることも楽しみだし。……なんだろう、嬉しいですね。コナンのファンは世界中にたくさんいるので、今までよりも多くの方に届くだろうし、ファンの方も増えてくださると思うんですね。だからこそ、デビューからそれまでのRAKURAの集大成を手に取っておけるものとして形にしたくて、「Shooting Star」までを入れたアルバムにしたんです。ファンの方には、RAKURAが売れる前までの宝物としてゲットしていただけたら嬉しいなと思います。
ーーデビューからの1年半を振り返って、どんな日々でしたか。
RAKURA：やることをやる、コツコツした日々でした。初めての一人暮らしということもあって、洗い物したくないとか、洗濯めんどくさいとか思いながら（笑）、音楽をして。音楽づけの日々ではありました。
ーーコロナ禍のデビューでしたが、上京前に想像していた通りの未来が待ってましたか。
RAKURA：デビューが決まった時からコロナではあったけど、こんなに長く続くとは思ってなかったですね。だから、想像していたものはもうちょっと違ったけど、上京する前からその覚悟もしていて。きっと日々、そんなに出歩けないし、家で歌詞を書く日々が続くんだなっていうのもちゃんとわかってたので、ただやることをやって過ごしました。
ーー苦しさやもどかしさはありましたか。
RAKURA：ありましたね。一人じゃないですか。ほんとに誰とも喋らない日もあるし、東京には友達が一人もいなくて。現時点でも友達はできていないし、東京に来て誰かと遊びに行ったこともない。観光したり、美味しいものを食べに行ったりもしてない。東京のキラキラを味わいたいっていうワクワクした気持ちもあったので、ちょっと寂しいなって思ったりはしましたね。行くところは、会社とスタジオだけ。寂しいなと思いますけど、その分、音楽に費やして頑張ってきたなと思います。
ーーご自身で、この1年半で変化した、成長したなと感じる部分は？ その寂しさはどうやって乗り越えた？
RAKURA：デビュー当時と違うところは、今は、私にはファンがいるっていう自覚があることですね。リリースしていくたびに、RAKURAが好きって言ってくれる方が増えてきて。毎日メッセージをくださる方もいるし、リリースするたびに必ずコメントをくださる方もいて。私のことをツイートしてくださる方もいるし、イベントに毎回、足を運んでくださる方もいる。まだ顔は見えないし、会ってる実感はまだないけど、SNSを通して、私を応援してくださる方がいるっていうのは、前と違って感じますし、嬉しいですね。
ーー1stアルバムが完成した後、次にやりたいことなどは見えましたか。
RAKURA：ぜひワンマンライブをしたいなと思っています。あと、個人的には、デビュー当時の「Unforgiven」や「We Fallin’」のカラーをもっと見せたいなと思ってて。ネオソウル的なジャンルが好きだし、もっと押し進めていきたいですね。そして、ビジュアル面も、今までは曲によって変身してきたんですけど、RAKURAの固定したイメージを皆さんに伝えていきたいなという考えがあって。MVは曲の主人公によって変わるけど、RAKURAというアーティスト像をより明確にして貫いていけたらいいなと考えてます。これからも頑張りますので、応援のほど、よろしくお願いします！
■番組情報
『名探偵コナン ゼロの日常（ティータイム）』
放送時期：2022年4月より読売テレビ、TOKYO MX、BS日テレにて放送開始
配信時期：2022年4月よりNetflixにて国内配信開始！ Netflixにて全世界独占配信決定
原作／新井隆広、青山剛昌「名探偵コナン ゼロの日常」（小学館「週刊少年サンデー」連載中）
（C）新井隆広・青山剛昌／小学館・「名探偵コナン ゼロの日常」製作委員会
【公式サイト】zerotea-file.com
【公式Twitter】@zerotea_file
■リリース情報
RAKURA 1stアルバム『tint』
4月13日（水）リリース
収録曲：「Shooting Star」含む全11曲収録
価格：￥5,000（税込） 品番：JBCZ-9130
封入特典：カセットテープ『tint』、16P歌詞ブックレット＋28Pフォトブック
豪華スリーブケース仕様
CDシングル『ゼロの日常盤A』
収録曲：M-1「Shooting Star」、M-2「Find the truth」
価格：￥2,000（税込） 品番：JBCZ-6119
封入特典：「安室透」オリジナル描き下ろしジャケットA、「安室透」オリジナル描き下ろしアクリルスタンドA
CDシングル『ゼロの日常盤B』
収録曲：M-1「Find the truth」、M-2「Shooting Star」
価格：￥2,000（税込） 品番：JBCZ-6120
封入特典：「安室透」オリジナル描き下ろしジャケットB、「安室透」オリジナル描き下ろしアクリルスタンドB
＜RAKURA＞
■Official Site：http://rakura-official.com
■Instagram：https://www.instagram.com/rakura_music
■Twitter：https://twitter.com/rakura_music
■YouTube：https://www.youtube.com/channel/UCvR5xFpRP4jKSi7RDJ5JUVg
