帝国プリンスキングダム~ぷりだむ~、あまね脱退を乗り越えて未来へと進む姿勢 新メンバーオーディションを開催する理由

ぷりだむが語る激動の日々

(メジャーデビュー は)奇跡だと思いました(なぴくん)

ーーそあらさんはどうですか?

そあら:僕はぷりだむに入るまではまったく歌ったことがなかったんですよ。音痴だから歌うこと自体が好きではなかったし。そんな人が歌い手グループに入るなって話なんですけど(笑)。

ーーでも活動の中でその気持ちに変化があったわけですよね。

そあら:そうですね。最初の頃は音程がなかなか取れなくて、あーるん。に何度も録り直しさせられてたんですけど。

あーるん。:俺が怒って何度もデータを突き返すっていう(笑)。「これじゃダメだ!」って。

そあら:そうそう。でも、ぷりだむの活動の中でたくさん歌っていくことで、だんだん上手く音程を取れるようにもなってきたし、歌うこと自体が楽しくなってきたんです。もっともっと上手く歌えるようになりたいという欲も出てきました。そういう意味では、本当に刺激的で楽しい毎日を結成以来、過ごせているなって思いますね。

ーー昨年8月にはアルバム『心略~Fascinate your heart~』でメジャーデビューも果たしました。そのときの気持ちはいかがでしたか?

なぴくん:結成した当初はメジャーデビューなんてまったく考えてなかったので、奇跡だと思いました。いまだに思ってますけど(笑)。

あーるん。:自分たちの初CDを見たときは感動しましたね。「俺らでいいのかな? 大丈夫かな?」って気持ちがある一方で、「よし、もっと頑張んないと!」って気合いが入ったのもあって。メジャーデビュー以降、活動の内容自体はそこまで大きく変化していないですけど、メンバーそれぞれのプロ意識はより強まった感じがありますね。

なぴくん:僕たちにかかわって動いてくれる方の数が一気に増えましたから。自然と気持ちは引き締まりますよね。

ぽちいぬ:メジャーデビューできたことで、自分の憧れていたグループにまた一歩近づけた気持ちもあって。僕はそれがうれしかったです。

そあら:僕はメジャーデビューってこと自体、あんまりよくわかってなかったんですよ。でも、1stアルバムの売り上げチャートを見たときに、大好きなコブクロの2つ下に僕らがランクインしていて。そのときに「すげぇ!」って気持ちになりました。思わずお父さんに自慢しましたね(笑)。

ーーいずれはコブクロを超えてやるという気持ちにはならなかったですか?

そあら:……それはちょっと恐れ多いです(笑)。でもチャートの5位以内は目指したいなって思ってます!

あまねくんは嘘つきです(ぽちいぬ)

ーー順風満帆に歩んでいた印象のあったぷりだむですが、今年の1月に冒頭で話に上がったあまねさんの脱退がありましたね。

あーるん。:はい。俺たちを集めてくれた張本人ですからね。正直「ふざけんなよ!」って気持ちがありました。彼は本当にグループ内をひっかきまわして、ひっくり返して、バタバタと騒がせまくって出て行っちゃったわけなので。でもメンバーの誰一人あいつを嫌いにはなっていないんですよ。脱退を発表するときもすごくしんどかったし、5人揃って舞台に立ちたかった気持ちもあったので、余計に悔しかったです。

ぽちいぬ:彼は嘘つきです。この5人でずっと一緒にいるって言ってたんですよ。ぷりだむの活動がもしダメになったら、みんなでハローワークに行こうって言ってたんですよ。

なぴくん:そうだね。結成当初からその話はずっとしてた。「おまえらの人生を俺が背負ってやる。だからみんなも頑張ってくれ」とかね。

あーるん。:デカい口ばっか叩きやがって(笑)。

そあら:やめとけ、愚痴大会になるぞ。

あーるん。:愚痴だったらいくらでも出てくるんだよなー(笑)。

なぴくん:僕はぷりだむに入るずっと前から、しっかりとした世界観を持って配信をやっている同い年のあまねくんに憧れていたんですよ。そんな人からぷりだむに誘ってもらえたことが本当にうれしくて。だからいろんなことがあって5人で続けるのが難しいという判断を下すときは「なんでこうなっちゃったのかな」って悲しい気持ちでいっぱいでした。でも、メンバーみんなで決めた答えだったので、今は4人のぷりだむで何ができるかをしっかり考えるようになりました。1人の人間としても強くなれた気がします。

あーるん。:そうだね。今でも5人だった頃のことを思い出すことはあるけど、ずっと引きずっていてもしょうがない。時間がもったいないから俺はもう、すぐに前を向きましたよ。

ーーあまねさんが脱退してもなお、この4人がぷりだむを諦めなかった一番の理由はどんなところにあったんですかね?

なぴくん:ぷりだむが好きだから。それに、ぷりだむとしてやりたいことがまだまだたくさんあるので、こんなところで終わったら後悔しか残らないなと思ったので。

そあら:あまねの件があって以降、あまねのことはもちろん、他のメンバーやグループ自体のことをアンチの人にバカにされたりしたんですよ。「あいつらもう終わったな」みたいな。それが本当に悔しかったから、ここでやめるわけにはいかないって思ったところもありました。バカにしたヤツらを見返してやろうって。

ぽちいぬ:あまねくんが脱退してもなお応援してくれているファンの人たちもたくさんいましたからね。その人たちにちゃんと恩返しするまでやめられないという気持ちもありましたし。

あーるん。:そうだね。ファンの存在には本当に救われました。リスナーさんがいてこそ俺らが存在できているわけなので、もっともっと頑張らないと。

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