JO1、デビューから立ちはだかった数々の試練 壁を乗り越え深まった11人の確固たる絆

 そして、2021年10月9日より金城碧海が活動休止をしたこともメンバーにとっては一つの壁だったかもしれない。2022年2月14日の活動再開報告までの約4カ月間は、金城にとっても残りのメンバーにとっても非常に長い時間だったはずだ。その間、「碧海が戻ってくる場所を守る」と言わんばかりに元気いっぱいの姿を見せ続け、番組に出演した際には金城の名前を出したり、ライブ後には大平祥生が「次は碧海も入れて11人で」とTwitterに投稿したりもしていた。一見すると控えめな応援にも見えるが、金城に対するプレッシャーにならないようにという配慮にも感じられる。金城は真面目で責任感が強いからこそ、「早く復帰しなくては」という思考になってしまってもおかしくない。だが、金城とメンバーたちの間には確固たる絆が築かれていたからこそ、安心して治療に専念できたのではないだろうか。

 11人揃い、改めてフルスロットルで活動をスタートさせたJO1。もし、この先再び壁が現れたとしても、彼らなら難なく乗り越えていけるのだろう。そして「Go to the TOP」の実現まで走り続けてくれるに違いない。

※1:https://realsound.jp/2020/02/post-508100.html
※2:https://realsound.jp/2020/08/post-609845.html
※3:2020年8月発売『別冊カドカワ Scene 03』

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