そして、このアンダーメンバーで、3月25日から27日までの3日間、ぴあアリーナMMにて『29thSGアンダーライブ』が開催となる。前日に北野日奈子の卒業コンサートをスケジューリングしたこと、そもそも北野が選抜／アンダーのどちらにも参加しないことを決めたことによって、今回は佐藤を座長に据えた純粋なアンダーライブが展開される。

　アンダーライブ開催に向け、『のぎおび』（SHOWROOM）では「アンダーライブSPウィーク」と題しアンダーメンバーがペアになって出演。クリティカルなネタバレは避けつつ、ライブの多くの見どころを語っている。まず、今回もアンダーライブの大きなポイントである一人ひとりがスポットを浴びるような構成になっているとのこと。さらに佐藤が明かしているのは、あるコーナーが存在していること。メンバーの思い出の何かを披露する、今回しか見られない演出になっているようだ。いろんな衣装が見られるという要素もそこにリンクしている予感がする。

　前回がアンダーライブ初参加だった4期生だが、黒見明香は学業の都合により欠席。今回が黒見にとって初のアンダーライブとなる。アンダーライブ用の振り入れに加え、北野の卒業コンサートも重なるため、一歩遅れを取ってしまっている黒見にとっては試練の4日間になりそうだ。そんな彼女を日々のレッスンの中でサポートしているのが、林瑠奈をはじめとした同じ4期生のメンバー。前回のアンダーライブを経て、若干の余裕を見せるほかの4期生のように、黒見にとっては大きな成長の期間となることだろう。また、『乃木坂工事中』（テレビ東京系）の「褒めっこグランプリ」で遠藤さくらが挙げていた矢久保美緒のダンスの上達ぶりを再確認する場でもあり、より一層ダンスに磨きのかかる金川のパフォーマンスも見逃せない。

　座長としてメンバーを引っ張っていく立ち位置にいる佐藤は、「乃木坂46が11年目に突入した今　たくさんの先輩方の背中を見てきた自分たちが　選抜・アンダーそれぞれの場所で、受け継いだ思いをしっかりと伝えてより良い変化に繋がるよう踏ん張る時期だと思うからです　大好きな乃木坂46を守り続けたい　みんなの頑張りが決して無駄にならないようこんな私ですが少しでも支えられたらと思います」と意気込んでいる（※1）。黒見を含めたアンダーメンバー16人が集結する今回のアンダーライブ。乃木坂46として大きな節目にいる中で、アンダーとしては変わらない熱量を継承しながら、新たな変化を見せつける3日間になるはずだ。

※1 https://www.nogizaka46.com/s/n46/diary/detail/100092?ima=2647&cd=MEMBER