NMB48、次作センターを巡る一進一退の戦い 小嶋花梨、上西怜、渋谷凪咲、加藤夕夏ら人気投票を制すのは?

NMB48、次作センターは誰の手に?

 NMB48のメンバーたちが4つのバトルに挑んで勝敗を競う、グループ活性化プロジェクト第2弾『NAMBATTLE2〜がむしゃらにならなNMBちゃうやろ!〜』。3月2日には、次のシングル曲の選抜メンバーをファン投票で決める「NAMBATTLE2〜愛〜」の中間発表がおこなわれた。

●小嶋花梨、上西怜の同期対決

 2月26日の速報発表に続いて、今回の中間発表でも首位をキープしたのが小嶋花梨。当時のエース・山本彩からバトンを託される形で2018年よりグループ全体のキャプテンに就任。山本卒業後、グループにとってテレビ初出演となった歌番組『ベストヒット歌謡祭』(2018年11月15日放送/読売テレビ・日本テレビ系)では、「絶滅黒髪少女」(2011年)でセンターに抜擢されて「新生NMB48」をイメージづけるなど、レジェンドメンバーが次々と抜けたあとのNMB48を前進させた。

 2022年1月9日には自身のYouTubeチャンネルで、元旦におこなわれたメンバーミーティングの模様を投稿。グループが置かれている状況、問題点、そして危機感を吐露する姿がファンの間でも波紋を呼んだ。以前より各メンバーのSNSを、時間をかけてチェックするなど四六時中、グループと向き合ってきた彼女。感情を包み隠さず、何事にも熱意を持って取り組む姿勢がファン投票の結果に結びついているのではないだろうか。

 中間発表で2位につけたのが上西怜だ。2021年8月の『NMB48 次世代コンサート~戦わな次世代ちゃうやろっ!~』では、絶対的エース・白間美瑠の卒業をうけて「白間美瑠さんが卒業すると1期生がグループからいなくなり、先頭もセンターも空く。私はNMB48のセンターに立ちたい」と高らかに宣言。以降もセンター奪取に並々ならぬ闘志を燃やすなど、立つべきポジションにこだわってきた。

 グループ加入当初は、姉が1期生・上西恵だったこともあり、「みんなの妹キャラ」という雰囲気だった。しかし少しずつ積極性が生まれ、芯の強さがファンにも届くようになってきた。中間発表では、小嶋とは約1500票差。ともに2016年の第5期生オーディションで合格した同期。今回の「NAMBATTLE2〜愛〜」で、あらためてふたりは良き仲間であり、一番のライバルであることに気づかされる。

 2012年12月のオーディションに合格した4期生・川上千尋が、速報2位、中間3位にランクインしていることは、長年のファンにとって嬉しい出来事だろう。同期は、現在では渋谷凪咲のみ。川上は書籍『NMB48 10th Anniversary Book』(2020年/光文社)のインタビューで、「私も焦るところはあって。同期の凪咲がたくさんバラエティのお仕事をしているじゃないですか。私も負けてられないなと思って」と渋谷の活躍を意識していると語っていた。

 2021年11月開催の『NMB48 11th Anniversary LIVE~Thanksgiving~』では、「私も加入9年目だけど、もっともっと上に行きたい」と意気込んでいた。ベテランメンバーとして落ち着くのではなく、在籍期間が長くなっても自分の可能性を信じて活動している姿に好感が持てた。

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