Snow Man 深澤辰哉の魅力は面白さだけでは語れない 本当の“かっこよさ”を知ると底の見えない沼に
最後に、これだけは書きたいと思っていたことがある。なんと言っても、Snow Manにおける深澤の存在の大きさだ。先述のインタビューで彼は「リーダーという柄ではないけど ファンを含めたみんなの人生を背負いながら頑張っていこうと思います」と述べていた。デビュー前の横浜アリーナ単独コンサート最後の挨拶でも「僕は、このステージに立ち続けること、Snow Manでいることに、人生をかけました。だから、このSnow Man、皆さん、愛してください」と熱い思いを伝えている。
しかし、リーダーである岩本照にグループが9人体制で歩みだすにあたり「前に出るのは俺でも誰でもないあなただ」というような言葉を残し、常に後ろから見守っている。先頭を切る岩本と後ろから確実に支える深澤がSnow Manの安心感を生み出しているように思う。
最近では「ファンの間では」という言葉を飛び出して深澤の「かっこよさ」は広まりつつあるが、お茶の間での姿しか知らないのはあまりにももったいない。Snow Manの音楽やパフォーマンス、雑誌などを通してこの底の見えない沼に、ハマってみてはどうだろうか。まずは、面白くてかっこいい深澤の魅力もたっぷり詰まったSnow Manの6thシングル表題曲「ブラザービート」MVで〈感性×スター性の未知なる算数〉の片鱗を確かめてみてほしい。