【EXILEを紐解く5つの質問】20周年特別企画、メンバー全員リレーインタビュー第10回:NAOTO

EXILEリレーインタビュー第10回:NAOTO

 2001年9月27日のメジャーデビュー以降、メンバーの勇退や加入を繰り返しながら、音楽シーンの最先端を走り続けているダンス&ボーカルグループ EXILE。2021年9月27日にデビュー20周年のメモリアルイヤーに突入した。

 リアルサウンドでは、EXILEの20年とこれからの活動に向けた「EXILE20周年特集」を展開しており、その特集の一環としてメンバー全員登場のインタビュー企画を掲載中。EXILEの20年の歩みの中で、それぞれがどのように活動し、ファンやシーンと向き合ってきたかを5つの質問を通して紐解いていく。

 毎週更新のリレーインタビュー、第10回はNAOTOの思いを聞く。(編集部)

■思い入れのあるライブ or 楽曲(シングル、アルバム)

NAOTO:後にも先にも1回しかスタジアムツアーをやっていないので、2010年の『EXILE LIVE TOUR 2010 FANTASY』は思い入れがありますね。真夏のかなり暑い中でのライブでしたし、雨が降ってきたりもしたんですけど、自然と闘いながらもみんなで1つになっている感じがすごく気持ち良くて。中でも「SUMMER TIME LOVE」は、ライブの光景と楽曲がピッタリだったなと思います。アウトロの時にメンバー全員がステージの真ん中に集まって、丸太に入った水を火薬で爆発させて、水柱が出るという演出をやったんですよ。あれは威力がすごかったですね。激しい曲が続いた最後に「SUMMER TIME LOVE」が来たので、みんなヘトヘトで汗ダクだったんですけど、水がバシャッと自分にかかった瞬間、恵みの水みたいで(笑)。あの演出はすごく好きでした。バラードだったら「もっと強く」も、ファンの皆さんが持っていたペンライトの色が一色になってすごく綺麗でした。

■EXILEのメンバーとして心掛けてきたこと

NAOTO:気持ち的なこともたくさんあるんですけど、物理的に気をつけてきたのは、身体を大事にすることですね。自分の身体が商売道具なので、常に最高のパフォーマンスができるように整える。かといってストイックに筋トレをやりすぎるのも、良い身体作りにはならないと思っているので、ケガをしない身体作りとか、休息のとり方とか、そういったところにすごくこだわっています。

ーーそもそも筋トレをして身体が大きくなりすぎると、逆に踊りにくくなると聞いたことがあります。NAOTOさんはどう思いますか?

NAOTO:僕もそう思うので、大きい身体にはならないようにしていますね。EXILEは筋肉のイメージがあるかもしれませんが、ダンスを踊る上では自分の適正体重があるので、筋肉がつけばつくほどいいとか、見栄えが良ければいいっていうわけではなくて。適正体重を常にキープしながら、2時間半エネルギーを切らさないで踊り続けられる身体を作るほうが、個人的には大事だなって思います。

ーーじゃあライブ前日などの大事な時は、先輩に誘われてもお酒はセーブするんですか?

NAOTO:お酒はセーブしないです(笑)。楽しむ時は思いっきり楽しんで、そのぶん次の日は頑張る! それもEXILEとして大切にしてきたことですね。

■ファンとの繋がりを感じた瞬間

NAOTO:コロナ禍に入って、ライブをすることが難しい時期に突入しましたけど、やっぱり僕らもファンの人達も“ライブ”を強く求めていて、お互いに求めているものが一致しているなっていうことをすごく感じましたね。ライブができなくなったことで、お互いの存在をより強く感じるようになりました。だからこそ、コロナ禍でようやく開催できるようになった1発目のツアー『EXILE TRIBE LIVE TOUR 2021 "RISING SUN TO THE WORLD"』は、声も出せないし、いろいろなルールがある中でのライブだったんですけど、ファンのみんなの「これを待ってたんだ!」という想いが熱気で伝わってきてグッと来ましたね。僕らが出てきた瞬間、涙を流して感動してくれている人もいたし、それと同じくらい僕らもみんなのことを求めていたんだって、改めて感じた瞬間でした。

ーーコロナ禍では、NAOTOさんがハイペースで更新しているYouTubeチャンネル『EXILE NAOTO オネストTV』に救われている方も多いのではないでしょうか。

NAOTO:そう思ってもらえていたら嬉しいです。「CL」もそうですし、たまたまコロナ禍直前に始めていたYouTubeチャンネルも、ライブができなくて会えない間、ファンのみんなに元気をお届けできたらいいなっていう想いでやってきたので。ただ、YouTubeの企画は自分で考えたものと、スタッフから提案されたものと半々くらいですけど、自分がやりたいと思うものしかやっていなくて。それこそLDHの相関図とかは、ファンの子達の意見を踏まえつつ、「こういうことをやったらみんな喜ぶかな?」と考えながら作っているので、ファンのみんなと一緒に作っている感覚で楽しみながら撮影しています。

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