乃木坂46 阪口珠美、佐藤楓、柴田柚菜、弓木奈於……転換点となる29thシングルフォーメーション予想

 乃木坂46が3月23日にリリースする29thシングルは、これまでで最も転換点と言える作品になる。そう断言できるポイントはいくつかあるが、その一つに挙げられるのが前作『君に叱られた』から選抜だけでも5人の卒業メンバーがいるということだ。

 『君に叱られた』がリリースされたのは昨年9月。29thシングルは、それからちょうど半年ぶりのシングルとなる。この間で選抜からは高山一実、生田絵梨花が卒業し、新内眞衣と星野みなみの卒業セレモニーを間近に控える状態。先日、グループからの卒業を発表した北野日奈子は自身のブログで選抜アンダー、つまりは表題曲への参加はないことを明言しており、この5人の枠に新たなメンバーが選抜入りを果たすこととなる。とは言え、シングル毎に選抜人数は変動するため、一概に5人とは言い切れないが、『君に叱られた』が21人、27thシングル『ごめんねFingers crossed』が20人、26th『僕は僕を好きになる』が19人と、直近の人数を振り返っても、3〜5人が入れ替わることはほぼ確実であろう。

・佐藤楓と阪口珠美の選抜復帰(定着)案

 その枠に飛び込んでくるのは必然的にアンダーメンバーからとなる。選抜入りの筆頭として、まず挙げたいメンバーが佐藤楓と阪口珠美だ。28thシングルのプロモーション期間、活動を自粛していた星野と体調が不安定にあった岩本蓮加の代わりに、代打として多数の音楽番組に出演していたのが佐藤と阪口だった。阪口は自身のブログに「選抜メンバーのかわりに入らせていただく時はきちんと出来て当然で他のメンバーに迷惑をかけてはいけない」と綴りながら、隣にいた生田から「すごいね、よく覚えられるね」と声をかけられたことを明かしている(※1)。そもそも代打として抜擢されることは、それほど運営側から信頼を得られているという証拠。その積み重ねは、確実に選抜へと続いている道であると信じたい。特に佐藤は昨年末の『SASUKE2021』(TBS系)への初出場をはじめ、体育会系アイドルとして乃木坂46における独自のポジションを築いているメンバー。阪口には26thのアンダー曲「口ほどにもないKISS」でセンターを務めた経験がある。選抜復帰の果てに、選抜の定着が彼女たちが目指すポジションであろう。

・中村麗乃と柴田柚菜、新4期生から弓木奈於が初選抜入り案

 ほかにも有力候補として挙げられるのは、28thアンダー曲「マシンガンレイン」でフロントを務め、歌唱力にも定評のある中村麗乃と柴田柚菜。選ばれれば、どちらも初選抜入りとなる。また、新4期生として2020年2月に加入した5人はいまだ選抜入りを果たせていないという現状もある。坂道研修生として活動していたブランクを埋めるのは、一人ひとりの強烈な個性。各所で“弓木ワールド”を展開する弓木奈於は、その話題性や『乃木坂工事中』(テレビ東京)への馴染んでいる姿からも、選抜入りして誰もが納得する一人と言えるのではないだろうか。

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