プロダンスリーグ『D.LEAGUE』第2シーズンROUND.6 折り返し地点、“自分たちらしさ”を貫くパフォーマンスが勝利の鍵に
日本発のダンスプロリーグ『第一生命 D.LEAGUE 21-22』ROUND.6が1月27日に行われ、KOSÉ 8ROCKSが90点(ジャッジ71+オーディエンス19)で今シーズン初の優勝を射止めた。
第2シーズンとなる今大会の参加チームは、昨年に引き続きavex ROYALBRATS、KADOKAWA DREAMS、KOSÉ 8ROCKS、CyberAgent Legit、SEGA SAMMY LUX、SEPTENI RAPTURES、FULLCAST RAISERZ、Benefit one MONOLIZ、USEN-NEXT I'moonの9組と、新たに加わったdip BATTLESとLIFULL ALT-RHYTHMを合わせた計11チーム。
レギュラーシーズンは全12ラウンドとなっており、各チームが8人編成・2分から2分15秒のパフォーマンスで争う。そしてレギュラーシーズンの上位4チーム、ワイルドカード枠2チームによるチャンピオンシップで勝者が決定する。
ROUND.5ではFULLCAST RAISERZがリーグ史上初の3連覇を達成。この記録が更新されるのか、それとも流れを変えるチームが現れるのか、今回も試合の行方に期待が寄せられていた。
今回の審査員はDANCER JUDGEとしてPEET、PInO、長谷川達也、Seishiroの4名、ENTERTAINER JUDGEとしてテリー伊藤、SAM、土屋アンナ、加藤諒の4名。さらに別途で加わるオーディエンスポイントも勝負を左右。そしてKADOKAWA DREAMS、avex ROYALBRATS、dip BATTLESはメンバーに新型コロナウイルスの陽性者が確認されたということで欠場となり、9チームでの戦いとなった。
トップバッターで登場したのは総合ランクで首位を走るFULLCAST RAISERZ。今回は持ち味のクランプにSWAGを取り入れた変化球で勝負に出て、いきなり69.5点(PEET8.5/PInO8.5/長谷川8/Seishiro8.5/テリー8.5/SAM8/土屋10/加藤9.5)の高得点を叩き出す。初回から満点を付けた土屋は理由を「最高ですね。ダンスのなかにある強さが、この世の中を変えてくれるんじゃないか、もっと見たいと思って」と解説。
続くUSEN-NEXT I'moonは「ROCK」をテーマにした作品で63.5点、「リアルと仮想現実の垣根を壊す」と意気込むSEGA SAMMY LUXは67.5点。
そしてSPダンサーに柿崎麻莉子を迎えたLIFULL ALT-RHYTHMが67点を獲り、Seishiroをして「ずっとやっているコンセプトを貫き通した先に見えた良さがあった。良い意味で私たちを裏切ってくれる作品」と言わしめた。
今節でNonoka Sudoが留学のため脱退となるBenefit one MONOLIZは「先住民」をテーマにしたショウケースをぶつける。お馴染みとなったSPダンサーのSayakaを起用したダンスホールな内容は、お家芸の軟体技「ルンバ」を7人がかりで繰り出すなど見どころ満載。テリーが「自分たちの持ち味を分かってそれを最大限に活かしていた」と評した、この演技は68点(PEET7.5/PInO9/長谷川8/Seishiro9.5/テリー8.5/SAM8/土屋9/加藤8.5)を得る。