『紅白歌合戦』あいみょんがDISH//にエール 乃木坂46は卒業の生田絵梨花が伴奏、櫻坂46は攻めのパフォーマンスに
昨日12月28日より、12月31日放送の『第72回NHK紅白歌合戦』リハーサルが行われている。本稿では29日の音合わせなどリハーサルおよび会見の模様をお伝えする。
あいみょん
音合わせでは、黄色を基調とした照明のもと生バンドにて「愛を知るまでは」を聴かせたあいみょん。バンドメンバーらと目を合わせ、ライブさながらの笑顔で歌を楽しんでいた。アカペラで歌うフレーズは必聴だ。
小さく身体を丸めながら恥ずかしそうに囲み取材に登場。一方、写真撮影には笑顔いっぱい、茶目っ気たっぷりでのぞんだ。3度目の出場となる『紅白』への意気込みについては「お声かけいただけたことが嬉しい。今年はあまり両親に会えなかったので、親孝行できることも嬉しいですね」と語った。弾き語りツアーを行い、ファンとたくさん会うことができたという2021年について「止まらずに音楽ができた1年だった」と振り返った。
「猫」を楽曲提供したDISH//の『紅白』出場について聞かれると「どうなるかなぁとチームでも話していたので、決まったときは嬉しかった」と当時の気持ちを振り返る。先日のライブでのコラボに引き続き、今後の共演の可能性について聞かれると「もういいです、申し訳ない(笑)。『猫』は彼らのもの。彼らが大事に歌って、『紅白』に持ってきてくれたと思っています」と語り、「緊張も楽しんで」と、エールを送った。(新 亜希子)
乃木坂46
今年デビュー10周年を迎えた乃木坂46は「きっかけ」を披露する。初のベストアルバム『Time flies』にも収められている、グループにとって大切な1曲だ。これまで6年間シングル曲を歌唱してきたが、「きっかけ」は2016年にリリースされた2ndアルバム『それぞれの椅子』のリード曲。キャプテンの秋元真夏は、その選曲に「意外だった」と驚いた気持ちを明かしつつ、「この曲をお茶の間のみなさんに見ていただけることが乃木坂46としてもいろんな人に知ってもらう“きっかけ”の一歩にになるのかなと思っています」と意欲を見せる。今年11月に開催された乃木坂46にとって2度目の東京ドーム公演では、メンバー一人ひとりが一節ずつ歌い繋ぐ形式で1期生から4期生までの絆を表現した。今回は期ごとに歌い繋ぎ、サビでは乃木坂46全員が歌唱する。秋元は「その期ごとの絆を見せて、最後にまとまってこれが乃木坂46だっていうのを見せられたら」とパフォーマンスの意図を説明した。
『紅白』がラストステージとなる生田絵梨花はピアノ伴奏を担当する。「周りの景色を客観的に見られるんです。グループにいられる最後というのを実感しながら、これから巣立っていくんだなということも感じながら大切に歌えたら」と生田は穏やかな笑みを見せる。また卒業を目前に控えた生田に遠藤さくら、齋藤飛鳥、秋元、山下美月が順に言葉を送っていく。齋藤はピアノ伴奏の演出に「うちの生田はすごいんだぞっていうのを見せつけたいと思います」とコメント。続いて秋元が「努力家すぎる生田絵梨花が最後、メンバーとかいろんなしがらみを気にせず楽しめるステージにして盛り上げたいな思っています」と話すと、生田が感慨深そうな表情を浮かべ、その顔を見た齋藤が頬を拭い、背中をさすっていた。また、「きっかけ」を披露するメンバーのバックスクリーンには、これまでの出演映像がダイジェストが流れていた。(渡辺彰浩)