『T.B.D.』インタビュー
謎に包まれた2人組バンド The Burning Deadwoodsとは? kiki vivi lily、伶、春野……実力派シンガー招いた『T.B.D.』に至るまで
シンガーを誰にするかは、どの曲もある程度トラックが固まってから決めている。あくまでも曲が先であって、シンガーありきではない。いわゆる「あてがき」は今のところ1曲もないそうだ。
「歌詞はシンガー本人に書いてもらうパターンと、僕らが書くパターンがあるのですが、まずはトラックを聴いてもらってからシンガーと相談することが多かったですね。ただ、『Turn Me On feat. kiki vivi lily』の場合はちょっとユニークでした」(F)
「まず僕らが1コーラスずつ書いた歌詞をkiki vivi lilyさんに渡し、それをkiki viviさんが上手くミックスしつつ自身の言葉も加えてまとめていくという。なので、3人の共作詞ということになるんです」(K)
「Kと一緒にやってみると、お互いの持ち味が上手く活かせる上に焦点が絞れると思いました。お互い、仕事としてならソロでいろいろなことが出来るのですが、2人で『作品』を作ってみると、輪郭や方向性がはっきりしたんですよね。今回様々なシンガーをフィーチャーしていますが、全体的に統一感のある作風に仕上がっているのはそれが理由だと思います」(F)
そんなThe Burning Deadwoodsによるアルバム『T.B.D.』が完成した。これまで配信してきた6曲に弱冠19歳の注目シンガーSalaをフィーチャーした新曲「Moon In Shadow feat. Sala」と「Introduction」「Undone」を加えた全9曲入り。「作っているときはアルバムのことは全く意識していなかった」とFは振り返るが、通してきくとそのサウンドスケープは、彼らならではの美学に貫かれている。
「これだけ色んなシンガーに参加してもらったのに、ちゃんとトーンが揃っているのは自分でも意外でした。アルバムとしてまとめる上で、インタールード的なインスト曲も用意したのですが、それも要らないなと(笑)。4曲作りましたが、収録したのは結局2曲になりましたね」
こうしてスタートしたThe Burning Deadwoodsの第一章。2022年にはライブなどを行う予定もあるのだろうか。
「今のところはないです。打ち込み音楽は、音源になった時点で完成なのでライブで再現するとなるとそれはまた別の作品になっていくと思います。まずはこのアルバムを聴いてもらって、リスナーそれぞれの日常に何かしらの『効用』があればいいなと思っています」(F)
■リリース情報
配信アルバム『T.B.D.』
2021年12月29日(水)
M1. Introduction
M2. Turn Me On feat. kiki vivi lily
M3. Everlasting Eternity feat. AKINA
M4. Labyrinth feat. 伶
M5. Moon In Shadow feat. Sala
M6. Undone
M7. Mystic feat. MATTON & inui from PEARL CENTER
M8. Fantasy feat. Kona Rose
M9. Behind feat. 春野 & Sincere
<Listen & DL>
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