「あくにゃんのヲタク保健室」出張編
あくにゃんが新生ボーイズグループ VECTALLに突撃インタビュー 各メンバーの個性や弱点(?)を深掘り!
ABEMAで放送されていたボーイズグループサバイバルオーディション『14ALL』より、6人組ボーイズグループ VECTALL(ベクタル)が誕生した。同番組では、14名の候補者がオーディションに参加し、切磋琢磨しながら様々な審査に挑戦しデビューを目指す模様がオンエア。12月17日に最終審査の模様が放送され、上之園京生、都築雄哉、長尾航大、長谷川湧也、松田宝、宮澤遼太朗の6名がVECTALLとしてデビューすることが決定した。
今回は“プロのヲタク”あくにゃんがリアルサウンドで連載している企画「あくにゃんのヲタク保健室」の出張編として、プレデビュー曲「Perfect Love」のMV撮影現場に足を運び、撮影直後のメンバーそれぞれにインタビュー。自身の強みやデビューに向けての意気込みなど、VECTALLメンバーの個性を掘り下げていく。(編集部)
上之園京生「仲良くなったらめっちゃ子供なんです(笑)」
あくにゃん:自分はVECTALLの中で何担当だと思いますか?
上之園京生(以下、上之園):ボーカル担当ですね。
あくにゃん:ずっと歌を習っていたんですか?
上之園:習ったことはないのですが、ずっとカラオケは好きで、歌を仕事にしたいと思ってこのオーディションに挑戦しました。
あくにゃん:歌手やアーティストではなく、アイドルを選んだのはなぜですか?
上之園:ソロでやっていける自信はないけど、ボーカルグループに入るのも違うと思っていたときに、BTSと出会って。ステージに立って歌って踊るのも華やかでかっこいいなと思って、アイドルに挑戦することを決めました。
あくにゃん:ダンスは初めてですよね?
上之園:初めてです。振りを覚えるのもグループで一番遅かったし、いつも焦りがありましたが、基礎からトレーニングを頑張って、今は多少踊れるようになってきた感じですね。
あくにゃん:オーディションからこれまでで、辛かったことや楽しかったことは?
上之園:辛かったのは、オーディションが進むにつれて誰かと離れなきゃいけなかったことです。14人中6人しかデビューできないので、最低でも8人とはお別れしなきゃいけないし、自分が落ちたら全員と離れ離れになってしまう。でもデビューしたい気持ちは誰にも負けなかったし、自信もあったので、オーディション中はずっと複雑な気持ちでした。初めて歌って踊ることに挑戦できて、しかもメインボーカルとしてグループを引っ張っていけたのはすごく楽しかったです。
あくにゃん:宮澤遼太朗くんもメインボーカルですよね。
上之園:みや(宮澤)は最初の時点でライバルだと感じていました。でも別にバチバチな関係ではなく、お互いが相手の歌を認め合ってる感じです。これからもお互いに高め合っていきたいですね。
あくにゃん:宮澤くんに歌の相談をすることもありますか?
上之園:めっちゃします。僕とみやの声の出し方は全然違うんですよ。母音によってはキーが出ないこともあるんですけど、出し方のコツを教えてくれたりして。
あくにゃん:すごくいい関係ですね! 他のメンバーにここだけは負けないと思う部分はどこですか?
上之園:表現力には自信があります。ステージに立った時に練習とは違う表情が出せるのは、自分の持ち味だと思っています。あとオーディション中にNYLONの撮影をしてみて、「もしかしたらモデルとしてもやっていけるのかな」と思ったので、最近はそれも武器だと感じています。
あくにゃん:これから活動するにあたって、ここだけは甘く見てほしいという自分の弱点はありますか?
上之園:学生の頃からなんですけど、人との距離感をはかるのがすごく苦手なんです。第一印象で良いなと思った人にすぐ距離を詰めちゃって、びっくりされることもあって(苦笑)。ちょっとずつ直していこうと思っているんですけど、今は甘く見てほしいなって!
あくにゃん:はたから見ていると一番真面目な気がするから、それゆえなのかなとも思います。
上之園:初対面の人には第一印象で大人っぽいと言われます。仲良くなったらめっちゃ子供なんですけどね(笑)。
あくにゃん:プレデビューシングル「Perfect Love」MVの見どころを教えてください。
上之園:ダンスを特に見てほしいです。僕たちは6人中3人がダンス未経験者で、経験者もそこまでダンス歴が長い人はいないんです。オーディションのミッション3でもこの曲をやっているので、『14ALL』から見てくださっているファンの方たちには、この期間で成長した姿を見てほしい。個人的にはメインボーカルをやらせてもらっているので、サビで歌うシーンやBメロのエモいところに注目して聴いてもらえたら嬉しいです。
あくにゃん:オーディションで指摘されていた、メンバーへの歌の橋渡しは上手くなりましたか?
上之園:自分の中では変わったかなと思うんですが、怖くてまだ周りに聞けてないです(笑)。
あくにゃん:レコーディングは一人だから難しそうですね。
上之園:レコーディングはメインボーカルから行うので、僕は他のメンバーの音源がない状態で歌うんですよ。だから橋渡しと言っても前後がわからないので、すごく難しかったです。
あくにゃん:僕も以前グループ活動をしていたんですけど、僕は後の方だったので、上手な子の歌を聴きながら録っていました。トップバッターは大変ですね。
上之園:でもそれが歌で勝負したい人の宿命だと思います。
あくにゃん:プレッシャーはないですか?
上之園:歌う前にすごく緊張して、逆に本番で緊張しないタイプです。
あくにゃん:ちゃんと自信があるんですね。これからの活動も楽しみです。
上之園:まだ1曲しかないので、これからバラードとか、もしかしたらソロの曲とかも出せるかもしれないので、そう思うとすごく楽しみです。
あくにゃん:いずれはライブでソロのバラードとか。
上之園:やってみたいです! あとライブで有名なアーティストのカバー曲を歌うのにすごく憧れがあるので、いつか実現してみたいですね。
松田宝「東京に来るまでに15〜6kg痩せました」
あくにゃん:自分はVECTALLの中で何担当だと思いますか?
松田宝(以下、松田):怪力担当です(笑)。自分は他のメンバーに比べてガタイがいいので、怪力で支えるようなポジションだと思っています。
あくにゃん:元々野球をやっていてピッチャーだったんですよね。
松田:1年ちょっと前までは丸坊主で、ずっと高校野球をやっていました。
あくにゃん:そこからアイドルになろうと思ったのはなぜですか?
松田:ずっと大阪で甲子園を目指していたんですけど、怪我で辞めざるを得なくなってしまったんです。スポーツ推薦で入った高校だったので、学校にも居づらくなって転校を決めたんですけど、そのときにちょっと時間があったので、昔からやりたかったアイドルを目指そうと思って今年の1月に東京に来ました。
あくにゃん:周りの反応はどうですか?
松田:小中学生のころから生徒会に入っていて人前に立つことは好きだったので、意外と祝福してもらえたと思います。高校の同級生は、「86kgの丸坊主で、野球やっていたやつが今はアイドル?」って感じだと思いますね(笑)。実は東京に来るまでに15〜6kg痩せました。やるからにはそういう部分も頑張ろうと思って。
あくにゃん:髪も伸ばしたんですね。
松田:まだ慣れないですけど(笑)。
あくにゃん:自分が他のメンバーに負けないところはどこだと思いますか?
松田:根性とメンタルが強いところです。
あくにゃん:めっちゃ体育会系(笑)! じゃあオーディションで辛かったことはなかったですか?
松田:辛いことはめちゃくちゃあったんですけど、今までの人生の中でもっと辛いことがあったから、それに比べたら全然いけるなって思っていました。
あくにゃん:どんなことが辛かったですか?
松田:最初のスキルチェックのときに僕含め練習生が3人いたんですけど、他の2人が1位と2位に選ばれて、僕は7位だったんです。さらにミッション1のグループパフォーマンス審査ではレッドバッジ(各ミッションのランキングの下位3名に渡され、2回連続で受け取ると脱落となる)をとってしまって落ち込んでいたんですが、ミッション2ではセルフプロデュースが上手くいって、1位でゴールドバッジ(上位3位に渡され、次回の審査で有利に進む)をとれたんです。そこがターニングポイントとなって、ミッション3のパフォーマンスでもだいぶ褒めていただいたので、すごく良い思い出になりました。
あくにゃん:スキルチェックのときは見ている側も切なくなりましたが、後半はすごく調子が良かったんですね。VECTALLには体育会系のノリもあるんですか?
松田:みんなで頑張ろうって言い合える仲ではありますけど、そこまで体育会系ではないですね。僕がちょっとズレているのかもしれないです(笑)。
あくにゃん:まだデビューしたてだと思いますが、ここだけは甘く見てほしいっていう弱点はどこですか?
松田:たまに喋っていることがおかしくなるときがあります。自分でも何を言ってるのかわからないというか。こういうインタビューもあまり慣れてないので……今、大丈夫ですか?
あくにゃん:全然大丈夫です(笑)。ちゃんと答えられてますよ!
松田:本当ですか? じゃあ意外と大丈夫なのかな。
あくにゃん:「Perfect Love」の注目ポイントはどこですか?
松田:自分の武器はダンスだと思っているので、ダイナミックなパフォーマンスを見てもらいたいです。あとメインラップもやらせてもらってるので、僕の声の低さが持ち味になった低音ラップにも注目してほしいですね。
あくにゃん:ダンスは未経験でしたよね?
松田:ダンスも歌も初めてでした。でも色々研究して努力すればできるんだぞっていうのを見せたいという思いもあります。ラップもまだ自分の中で定まっていなくて悩むことも多いですが、プロとして今後やっていくために自分のラップを追求していきたいです。
あくにゃん:憧れているアーティストはいますか?
松田:ENHYPENさんです。ダンスやパフォーマンスが本当にすごいです。僕たちと同じようにオーディション番組から誕生したグループなので憧れています。
あくにゃん:ENHYPENはちょっとやんちゃな雰囲気もありますが、今後そういう曲にも挑戦してみたいですか?
松田:やってみたいです。色々なジャンルの曲にチャレンジしたいですね。