櫻坂46 菅井友香、なぜ多くの人を引きつける? 根底にある明確なプロ意識
菅井には、そうした“人に愛される魅力”を感じる。それは彼女の生まれ持った天性のキャラクターでもあるだろうが、そもそも彼女が持つ考え方にもよるところも少なからずあるように思う。ファッション誌『with』に今年掲載された特集「20組のプロフェッショナル論」において、菅井はプロというものについてこう答えている。
「プロとは、自分1人ではなく、人の役に立つために働き、チームで結果を出せる人」(※1)
ともすればこのテーマは、一人ですべて完結できることだとする考えを持つ者も多い。しかし彼女は、むしろチームで結果を出せる人こそがプロであるという考え方を持っているのだ。また同誌の専属モデルでもある同期の小林由依が、その特集で菅井について「メンバーをよく見ているプロ」だと指摘。とにかく彼女は人との関係の中で生きている人物なのだと思う。
「これからも一期生とは少しでも長く一緒にいられたらいいなって。そういう同期愛とはまた別に、二期生の子たちがかわいくてかわいくて……自分の中で母性がどんどん大きくなっているのも感じるんです」(『B.L.T. 2021年5月号』より)
このように彼女には、人に愛される魅力や、また逆に、人を愛せる力があるように感じる。櫻坂46の今後の成長も、彼女のそうした力が支えとなるはずだ。
(※1)https://withonline.jp/people/ent-osyareol/91332