もーりーしゅーと、兄弟だからこそ表現できること auのCM曲、カバー動画……歌声にも集まる注目
今、もっとも注目を集める兄弟ユニット・もーりーしゅーと。TikTokやYouTubeを中心にアップする日常の様子や企画動画が大きな反響を集めている。弟しゅーとが、兄もーりーを撮影し何気なく公開したことから始まった彼らの活動は、今やTikTokフォロワー数140万人超えと驚異的な人気を誇る。
もともと彼らは11人組ダンス&ボーカルグループBUDDiiSのメンバーとして活動しており、優れた歌唱力を持つ。YouTubeチャンネル「もーりー【アホと弟】」では二人の歌唱動画も好評で、9月より放送を開始したauのCM曲も担当した。今回リアルサウンドでは、もーりーしゅーとにインタビュー。兄弟でのグループ/ユニット活動のメリット、それぞれの歌声について感じることなど、音楽活動の話題を中心に話を聞いた。(編集部)【インタビュー最後にプレゼント情報あり】
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兄弟での活動は「1人で戦っていない感じがしてより強くなった」
ーーお二人が音楽活動を始めたきっかけを教えてください。
もーりー:僕が今所属しているSDR(スターダストレコーズ)主催のオーディション『超ボーカリストオーディション』で準グランプリをとったことをきっかけに、いろいろなグループでの活動を経て今に至ります。
しゅーと:オーディションを受けたそもそもの動機は?
もーりー:歌が好きで音楽活動を始めました。なのでダンスは事務所に入ってから。ダンスはもともとあまり得意ではなかったので、やりながら覚えていく感じでしたね。
ーー幼い頃から家でもずっと歌っていたんですか?
もーりー:そうですね。小さい頃カラオケにもよく行っていて歌うことが好きだったので。人前で歌うほど自信があったわけではないんですけど、周りから「歌うまいね」と言われたり。
ーーしゅーとさんはもーりーさんの歌声をずっと聴いていたんですか。
しゅーと:そうですね。
もーりー:ノイローゼになっていたもんね(笑)。
しゅーと:なってはないけど(笑)。それこそ僕も小さい頃からずっと一緒に歌っていたし、二人の関係や過ごし方は今も変わっていないので、一緒に仕事をしているのが不思議な感じはありますね。
ーーしゅーとさんが音楽に興味を持ったのも、もーりーさんの影響なのでしょうか。
しゅーと:それもあります。もともと歌が好きで、K-POPとかも好きで。憧れはあったんですけど、やっぱり先に身近な人が芸能活動しているというのは刺激になりましたし、それこそお兄ちゃんのライブを見に行ってすごいなと。影響はありましたね。
もーりー:刺激があったのに「すごい」だけなんだ(笑)。
しゅーと:もう少し感情こめないといけなかったな(笑)。
ーーもーりーさんはしゅーとさんが自分と同じ道を歩むことを決めた時、どう思いましたか。
もーりー:自分がやりたいことをやってほしいなと。自分は好きだからこういう活動をしているし、弟も同じ夢に向かってやっていくというのはすごく嬉しかったです。ただ、最初は同じグループで活動するということがどうなんだろうと。ふだんは仲がいいけど、やっぱり喧嘩もするし、それを持ち込んでしまうとグループにも迷惑かけてしまう。そういう面で同じグループはどうなんだろうと思ったんですけど、実際はむしろ楽しくできていて。これまでは僕の夢を1人で背負っていたけど、今は心強い弟がいるので、追い込まれても一緒にいるので頼れる。1人で戦っていない感じがして、より強くなったように思います。
ーー兄弟で同じグループはあまりないですよね。
しゅーと:珍しいですよね。
もーりー:あと二人一緒だからバランスが取れていることもあって。歌は自分が弟に教えることができるし、弟にダンスを教えてもらうこともある。弟は後から入ったけど、ダンスの上達が早いんです。弟がしっかりやっているから、それに対してお兄ちゃんとしてしっかりやらなきゃなというか。良い意味でライバル心が生まれて、お互いに高め合っていくという意味でもありかなと思っています。
ーーもーりーしゅーととしての活動のきっかけはしゅーとさんのTikTokへの動画投稿です。しゅーとさんはなぜもーりーさんの動画を撮影しようと思ったのですか?
しゅーと:兄はやっぱりちょっと変わっているので、なんとなくその様子をあげてみようかなと。僕からしたら慣れていることもあるのですが、「なんだこの人?!」という反応が多かったのであげ続けることにしました。何気なくあげたけど、思いのほか反響があってびっくりしています。
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ーーもーりーさんは兄としてそういういじられ方をしてどうですか?
もーりー:全然気にしないです。小さい頃からアホと言われるキャラだったので。言われることが嫌だと感じる人もいるかもしれないですけど、僕の場合は笑ってくれればいいと思っていて。人を笑わせることって難しいし、やろうと思ってできることではない。人を損させているわけではないから笑ってくれるならそれでいいやと。相手にされないことが一番悲しいですからね。馬鹿にされても、からかわれても、いじられても、全然僕は気にしないです。TikTokで「まじこの人アホだな」と言われても、それで笑ってくれるならいいですね。
ーーもーりーさんのそのおおらかさやポジティブなマインドが、動画の人気を高めているようにも思います。お二人の中で印象に残っている動画はありますか。
しゅーと:YouTubeだと最初のほうにアップしたもんじゃを食べて会話をしているだけの動画。TikTokの延長線上にあるようなもので、やっていることはあまり変わっていないんですけど、短い時間でしか見られなかったものがYouTubeでは長く見られるということで反響がありました。
ーーもーりーさんはいかがですか。
もーりー:そもそもどの動画も自分では面白いと思っていないので……。よく動画でも言っているんですけど、見ている人、面白いと思えてますかと(笑)。もっと面白い人たちがたくさんいるのに、僕のこんなことで、なんでそんなに笑えるんだと。勝手にカメラを置いて撮られているだけ、いつもどおり会話をしているだけなんですよ。家で家族と話してる時もずっと同じ感じ。ずっとくだらない話をしていて、それが普通だからわからない。家に友達を呼んだときにも驚かれるというか引かれますね。「この家やばいね」って絶対みんな言います。でも、僕らからすると普通なので。
ーーどういうことですか(笑)。
しゅーと:仲が良すぎるんですよね。
もーりー:(自分を指差して)これが5体いる感じです。僕がこれなので、弟はかき消されているけど、一人ひとり見たら弟も結構アホですよ(笑)。
しゅーと:僕も最近言われます。「実は弟もやばいんじゃない?」って(笑)。兄弟なので、考え方も多少似ているところはあるのかなと思います。
ーー今家族の話も出ましたが、森一家の雰囲気はどんな感じですか?
しゅーと:うるさいよね。マイペース。
もーりー:自由ですね。ちゃんとやるところはやるんですけど、そこまで縛らず。それこそ芸能活動もそうですけど、親も自分の人生なので好きなようにやりなさいという考え方なので。そこはありがたいですね。