Ryuji=佐藤流司とHAKUEIによるThe Brow Beat、メジャーデビュー後初の有観客ライブ ようやく迎えた“ハレヴタイ”の熱狂

The Brow Beat、待望の有観客ライブレポ

 アンコールでは、まずはサポートメンバーとRyujiが登場し、美しいギターの音色から始まる「アイリス」で再び幕を開けた。本編であれだけ激しいステージを繰り広げたにもかかわらず、Ryujiの歌声は伸びやかなままで、疲れなどは微塵も感じさせない。そしてHAKUEIが加わり、「睡蓮」を披露。優しいメロディに心があたたかくなるこの曲では、4人がドラム台に小ぢんまりと並んで座りながら演奏する微笑ましい場面や、観客の手拍子に合わせてアカペラで歌う感動的な場面もあった。

The Brow Beat(写真=菅沼剛弘)

 ここでメンバーがステージを後にするが、鳴りやまない拍手に応え、Wアンコールが開幕。穏やかだった1度目のアンコールとは裏腹に、今度は「Snow White」「日本」と攻撃的な楽曲を立て続けに繰り出し、ライブは再び激しさと熱さを取り戻していく。しかしRyujiにはまだ物足りないのか、なおも「おいおい、全然足りねぇだろ! 取り返しに来いって言ってんだよ!」と叫び、この日のラスト「L.R」へ。限界まで振り絞って熱いパフォーマンスを繰り広げるメンバーと、何度も飛び跳ねる観客たち。彼らがつくりあげた一体感と熱気で最高のテンションのまま、この日のライブは幕を下ろした。

 2時間弱で18曲もの楽曲を披露したThe Brow Beat。しかもその楽曲のテイストは実に幅広く、彼らの魅力が凝縮された濃密なライブであった。

■セットリスト
The Brow Beat LIVE 2021
「Let’s play harevutai, shall we!?」
2021年9月30日(木)
東京建物 Brillia HALL
01.ハレヴタイ
02.日本
03.Grind age
04.Adam
05.21グラム
06.Oblivion
07.ヤタガラスの影踏み
08.ジセイノク
09.-Member Call-
10.沙羅羅羅
11.OVER
12.サザンクロス
13.光のアルペジオ
EN1.
14.アイリス Acoustic Ver.
15.睡蓮
EN2.
16.Snow White
17.シンデレラ

The Brow Beat LIVE 2021
「Let’s play harevutai, shall we!?」
2021年10月1日(金)東京建物 Brillia HALL
01.シンデレラ
02.Grind age
03.ハレヴタイ
04.Adam
05.21グラム
06.灯篭流し
07.BLACK SHEEP
08.パラノイド・スター
09.-Member Call-
10.沙羅羅羅
11.CLOWN
12.サザンクロス
13.光のアルペジオ
EN1.
14.アイリス
15.睡蓮
EN2.
16.Snow White
17.日本
18.L.R

The Brow Beat LIVE 2021
「Let’s play harevutai, shall we!?」
アーカイブ配信
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