RAISE A SUILEN、“世界の支配”を目論むネクストフェーズへ突入 「ここから始まってもっと進化する」

RASが目論む“世界の支配”

この5人でなら世界を支配できるなと思える

【公式ライブ映像】RAISE A SUILEN「R・I・O・T」

ーーこれは僕の解釈ですけど、「R·I·O·T」のときはチャレンジャー的な目線もあったと思うんですが、この曲にはズシっと構えた王者の風格が加わって、支配したけどさらに攻めていくぞという、次の戦いに向けた所信表明になっているのかなと感じました。

Raychell:確かに、ここからがスタートというか、そういう気持ちの表れはあるかなと思います。この曲はガルパ(バンドリ! ガールズバンドパーティ!)で、レイヤとマスキング(CV:夏芽)のストーリーイベントの楽曲なんです。レイヤがRASでの自分と素の自分をどう見せたらいいのか悩んでいるときに、マスキングに背中を押してもらいながら、レイヤが気持ちを込めて歌うんです。そういう意味でも私はこの4人がいてくれるから歌えるし、ステージに立てているので、この5人でなら世界を支配できるなとライブ中に思えるんですよ。

ーーなるほど。「Domination」ってかなり強い言葉ですが、RASはそれが似合うバンドにもなったんだなとも思いました。

Raychell:それはうれしい。ありがとうございます!

ーーサウンド的にもこれまでの経験をベースに、よりブラッシュアップさせたものに仕上がった印象があります。

倉知:それこそ「R·I·O·T」とかこのバンドが走り始めた頃には演奏できなかったであろうフレーズもあったし、バンドを始めた当初は今弾いている音色をどこで切り上げて次の音色に移ったらいいんだろうとか、全然わからなかったんですけど、そういう経験をたくさん経た今だからこそ「Domination to world」は演奏できるなと思っていて。RASとしてはすでに4年目に入りましたけど、この3年の集大成というか今まで積み上げてきたものを全部出せる楽曲だなと思います。

小原:ギターに関してはそこまで難しいフレーズがあるわけではない、総合的にバランス感に優れた曲かなと。そういった意味では、コピーしやすい曲なんじゃないかなと思います。

Raychell:リフ始まりはRASっぽいよね。

小原:確かに。リフもシンプルなものなので、そこもギターを弾いていて気持ちいいポイントかな。あと、オクターブ奏法も結構使われているので、ソロさえ頑張ればすぐに弾けるようになるんじゃないかと(笑)。

夏芽:ドラムもそんなに難しいフレーズやコンビネーションがあるわけではなくて。テンポ(BPM)が200でかなり速い曲ではあるんですけど、基本シンプルなプレイが中心です。ただ、さっきレイヤとマスキングのイベント曲という話がありましたが、マスキングはレイヤに「そんなんでいいのか?」みたいな感じでプッシュするんですけど、それがドラムにも表れていて。「いけいけいけ、みんなもっといくんだ!」と背中を押すドラムの演奏だなと思います。

紡木:DJはそれこそ、もともとスクラッチが入っていない曲だったんですけど、ライブだとちょこちょこ入れているので、原曲とライブとの違いもまた見えるんじゃないかな。そんな二面性のある曲になっています。

ーーもう1曲の「灼熱 Bonfire!」は、冒頭にチュチュのラップがフィーチャーされたアゲ曲です。

Raychell:めちゃめちゃ遊び曲が来ましたね。「灼熱 Bonfire!」は今までの曲よりハッピー感や遊び心満載で、キャラクターたちが遊んでいる姿が歌いながら目に浮かぶんです。それこそ、ナイトプールのような場所でRASの5人が遊んだらこんな感じだろうな、ネオン菅が光っている中、みんな浮き輪に乗ってプカプカしているんだろうなって(笑)。だから歌っていてとっても楽しいですし、ライブでやったらみんな楽しく踊りたくなっちゃうんじゃないかなと思います。

ーーパーティ感も強く、一緒に参加したくなる曲ですよね。歌に関しては掛け合いパートも多いですし。

Raychell:それこそ声出しができるようになったら、みんなで騒いで楽しめるんじゃないかと思うんですけど、それを言ったらRASの楽曲は掛け合いが多いし、コロナになってからリリースされた楽曲にもそういうパートがたくさんあるから、早くそういう日が戻ってきてほしいですね。実は今回の「灼熱 Bonfire!」と「Domination to world」は、今までRASの楽曲を作ってくださっていた作曲家さんとは別の方なんです。そういう意味では新しいRASの要素がこの2曲に含まれているのかなとも思います。それこそベースの味は一緒なんだけど、そこに新しいスパイスが散りばめられているような。

夏芽:なので、いい味出ております!(笑)

ーーなるほど(笑)。本当に第2章というか、次のステップに突入した感が強く表れた作品になりましたね。

Raychell:そうですね。RASの曲って、最初はレイヤひとりだけが歌って、メンバーがコーラスで参加する形だったんですけど、2枚目のシングル(『A DECLARATION OF ×××』)からチュチュのラップが加わり、それがRASの強みになっていった。ところが、今回の「Domination to world」ではまたレイヤひとりのボーカルに変わったんです。そういう意味では、本当に第2章じゃないですけど、ここから始まってもっと進化するのかなと。実際、次の新曲もすごいことになっていますしね(笑)。

ーーそうなんですね。

Raychell:めちゃめちゃ楽しみにしていただきつつ、まずはこのシングルを思い切り楽しんでいただいて。あとはBlu-rayで昨年の富士急ライブを楽しめるので、それも観ていただきたいですね。私はひと足先に映像を観させてもらったんですけど、めちゃくちゃカッコよかったです。そのライブで初めてカバーした楽曲もありましたし、ライブ初披露の楽曲が3曲あったのかな。そういう意味では、たっぷり堪能できるライブ映像になっていると思います。これを観て、今後のツアーのノリもわかると思うので、ぜひ遊びに来ていただけたらなと思います。

ーー年末にはツアー追加公演が控えているものの、今年も残り3カ月。RASとして2021年のうちにやってみたいことは何かありますか?

夏芽:カウントダウンライブかな?

倉知:確かにいいですね!

Raychell:夜中の12時をまたいでやってるってこと?

紡木:そう、「ハッピーニューイヤー!」って。

夏芽:年明け一発目の曲を何にする? 「HELL! or HELL?」とか?

小原:楽しそう!

倉知:年跨ぎに「!NVADE SHOW!」はどうですか? レイヤとチュチュが掛け合いしているところで「ハッピーニューイヤー!」ってなるとか(笑)。

全員:(笑)。

■リリース情報
8th Single『Domination to world』
2021年9月29日(水)発売
Blu-ray付生産限定盤:¥7,040(税込)
通常盤:¥1,540(税込)

<収録内容>
[CD]
1.Domination to world
2.灼熱 Bonfire!
3.Domination to world -instrumental-
4.灼熱 Bonfire! -instrumental-

[Blu-ray]
「BanG Dream! 8th☆LIVE」夏の野外3DAYS DAY2:THE DEPTHS

1.Invincible Fighter
2.A DECLARATION OF ×××
3.SOUL SOLDIER
4.UNSTOPPABLE
5.HELL! or HELL? 
6.Beautiful Birthday 
7.Takin’ my Heart
8.激動
9.恋しさとせつなさと心強さと
10.DEPARTURES
11.DRIVE US CRAZY
12.!NVADE SHOW!
13.Sacred world
14.REIGNING
15.EXPOSE ‘Burn out!!!’
16.R・I・O・T

<初回生産分限定封入特典>
・RAISE A SUILEN ZEPP TOUR 2021「BE LIGHT」追加公演 最速先行抽選申込券
・オリジナルキャラクターカード[Zepp TOUR Ver.]1枚(全5種)

BanG Dream!(バンドリ!)公式サイト

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