HiHi Jets初MV公開を機に考えたい 7 MEN 侍 菅田琳寧、少年忍者 安嶋秀生……アクロバット自慢のジャニーズJr.
8月19日、HiHi Jets初となるMVが公開された。曲は、メンバー満場一致で決定した「Eyes of the future」。近未来的かつピースフルなサウンドが印象的な人気曲だ。MVに先駆け、8月18日にはダンスバージョンを公開。フルサイズ披露とあり、初公開となった2番の歌詞にも注目が集まった。
〈きっと笑顔でまた会おうよね 遠くない未来〉
作間龍斗の言うように「エモーショナルな明るさ」を持つ同曲。2021年、今のHiHi Jetsが歌うことに意味がある。未来を思うたびに伴う憂いを、希望に変えてくれる曲だ。HiHi Jetsが放つ煌めきが、チームラボプラネッツ協力による圧巻の映像美で映し出されたMVは、8月26日現在100万回再生を突破している。
メイキングも必見だ。暑さのなか、全力でテイクを重ね、ベストなものを作り上げる。数々の仕事を経験してきた彼らでさえ「MV撮影」は初めてのことだ。疲労はあれど、嬉しさが勝る表情。メンバー曰く「とんでもなく特別な曲」のMVが世に放たれる、その喜びは計り知れない。
撮影チームと対等の知識を持って積極的にアイデアを出していく彼らのプロの仕事に、MVに懸ける想いを感じる。関わるスタッフに対し、常に礼儀正しく、感謝を忘れない姿勢も印象的だった。
とはいえ制作のチャンスを掴み取ったのは他ならぬ彼ら自身。メイキング冒頭で猪狩蒼弥が語ったように「始まりは全て運動会」なのである。
いま改めてYouTubeの「全グループ対抗!特別企画【運動能力テスト】」を見返してみる。「MV制作権」という豪華なご褒美に「1回ソレ忘れない?」という斬新な姿勢で挑んだHiHi Jets。「いつも通り」を出せたことが、功を奏したのかもしれない。井上瑞稀と作間はアクロバット、髙橋優斗と橋本涼は野球、猪狩蒼弥はローラースケートと、各自に明確な得手もある。なによりHiHi Jetsは、メンバーが出した「良さそうな提案」を疑うことなく全員が取り入れる。この前向きなチームワークも、バランスの良い結果に繋がったように思う。
全グループの代表が一堂に会するなかでの結果発表式はさまざまな感情があったと察する。「皆さんの分も、精一杯作りたい」と、言葉を選びつつ交わした約束は、最高のMVでしっかりと果たされた。そんなHiHi Jets初のMV完成を機に、全ての始まりである「運動能力テスト」を踏まえて、「身体能力の高いジャニーズJr.」を紹介したい。