『M!LK BEST L!VE TOUR 〜Thank you for your smile〜』
M!LK、“最高”のチームワークで魅了したツアー最終日 メジャーデビュー発表、メンバーとみ!るきーずへの感謝も
M!LKが、8月20日に東京・Zepp Tokyoで『M!LK BEST L!VE TOUR 〜Thank you for your smile〜』のファイナルを迎えた。これまでのシングル曲を全て披露するというまさに"ベスト"な内容であり、常に進化を続けている5人が"最高"のチームワークとパフォーマンスで魅了し続けて来たツアーの最終日。アンコールでは結成7周年の記念日となる11月24日にメジャーデビューすることも発表され、この日を迎えられた喜びと、み!るきーず(M!LKファンの呼称)への感謝の気持ちを爆発させていた。
キラキラの王冠をかぶり、王子様級の笑顔でステージに現れた5人は1stシングル曲「コーヒーが飲めません」からライブをスタート。「反抗期アバンチュール」、「新学期アラカルト」と初期M!LKの個性とコンセプトを色濃く打ち出した楽曲が続き、「サマーガンバ!!」と「夏味ランデブー」ではこのツアーのために結成されたM!DANCERSが登場。浮き輪や虫取り網など夏グッズを手に、お祭り気分を盛り上げた。その後、吉田仁人、佐野勇斗、山中柔太朗の3人による新曲「月明かりの透明」でムードは一転。夏の夜風を感じさせるようなR&Bテイストのナンバーを情感豊かに歌い上げた。塩﨑太智がM!DANCERSを従えエッジの効いたダンスを披露したソロコーナーを皮切りに、メドレーパートではダンストラックをベースとした4曲を。結成当初だったらきっと背伸びしないと追いつけなかったであろうセクシーかつクールな表現も、今は等身大のパフォーマンスとして成立している。前半戦は、そんな彼らの変化や成長の軌跡が凝縮された構成になっていた。
中盤は、曽野舜太がソロダンスを披露した「白黒Brand New World」や山中がカメラ目線でウインクをキメた「恋がはじまる」、5人のアカペラから始まった「イチニノサン」など、テンポよくバラエティに富んだ楽曲を披露。後半戦はそれまで揃いのセットアップスタイルだった衣装がメンバーカラーをベースとした個々の衣装となり、それぞれの個性をより際立たせながらのパフォーマンスへと移行した。ツアータイトルにもある〈Thank you for your smile〉というフレーズが盛り込まれた「My Treasure」は、客席にいるみ!るきーず1人1人に笑顔と思いを届けるように、「疾走ペンデュラム」や「テルネロファイター」では声援の代わりに激しく振られるペンライトのエネルギーに呼応するように、5人はしっかり客席と向き合って盛り上げていった。この先へと向かう力強い気持ち、仲間との絆を歌った「ERA」は2019年に結成5周年のアニバーサリーシングルとしてリリースされた楽曲だが、グループとしての初心を感じさせてくれると同時に、〈迷ったらこの歌を聴いてくれよ〉〈目印はいつでも僕らが作るから〉と、み!るきーずの手をしっかり握って未来を見つめている5人の心の距離感が感じられるような歌声に感じられた。
「M!LKは活動してきて7年になります。姿、形を変えながら、それでもたくさんの方に応援されながらここまで進んでくることができました。このツアーはその7年の集大成。でもゴールじゃなくて、僕たちの夢であるドームツアーを僕の大好きなメンバーと、僕たちの愛するみ!るきーずのみんなで出来るようにこれからも頑張っていきます。僕はこの5人で、M!LKで、本当に幸せだなって思いました」
メンバーを代表して語っていたリーダーの吉田はここで感極まり、「1回集まろう」という佐野の呼びかけで4人は吉田のそばに。気持ちを立て直した吉田は「俺たちとみんなでもっといい景色見にいきたいと思っているので、これからも応援よろしくお願いします!」と力強く挨拶をし、「これまでの僕たちが、これからの僕たちの背中を押してくれることを祈りながら、最後にこの曲を歌います」と言葉を続け、本編最後となる「まっしろサンライズ」を披露した。