今市隆二&登坂広臣、ソロ最新作それぞれの特徴は? 強固なテーマの確立や音楽愛は共通点に

 デビュー10周年という節目を越えた三代目 J SOUL BROTHERS from EXILE TRIBE(以下、三代目JSB)だが、グループとしても、メンバーのソロ作品としても、2021年に入ってから次々と良作が世に送り出されている。5月にはボーカル・登坂広臣のソロプロジェクト ØMIのEP『ANSWER… SHADOW』が、6月には三代目JSBとして最新シングル『100 SEASONS / TONIGHT』がリリースされたのは記憶に新しいところだ。

 そして7月21日、新たにボーカル・今市隆二による3作目のソロアルバム『CHAOS CITY』がリリースされた。今市のソロ作品は『ZONE OF GOLD』以来であり、登坂と同じく約1年半ぶりとなるリリースである。

ØMI『ANSWER… SHADOW』

 シングル『100 SEASONS / TONIGHT』において、コロナ禍以降の新たなメッセージと音楽的挑戦を示した三代目JSBだったが、一方でソロ2作品もまた非常に刺激的だ。というのも、それぞれ曲調や音楽性、世界観や空気感まで大きく異なるものの、いずれも1つの作品を通して明確かつ強固なテーマを有しているからである。本稿では、2作を対比させながら、その魅力について改めてまとめていきたい。

 ØMI『ANSWER… SHADOW』については過去にも2回にわたり取り上げたが、メロウなチルトラップ「ANSWER… SHADOW」、情熱的なダンスナンバー「Can You See The Light」、ダークな音色とトラップビートが特徴的な「Colorblind」など、ヒップホップやR&Bのサウンドを深く追求した先行シングル曲がいずれも強い存在感を放っていた。また、これらの楽曲はいずれも人間の“影”の部分にフォーカスすることで“光”を見出していくという内省的表現が扱われており、各曲のMVも通して1つのストーリーを描き出すというものになっている。三代目JSBとしてのパブリックイメージから一線を画すという意味でも、鮮烈な作品であった。

ØMI – ANSWER… SHADOW (Official Music Video)
ØMI – Can You See The Light (Official Music Video)



インタビュー

もっとみる

Pick Up!

「アーティスト分析」の最新記事

もっとみる

blueprint book store

もっとみる