水瀬いのり、工藤晴香、堀江由衣……声優とクリエイター、双方の個性が結び合った最新曲
完全新作となって復活したTVアニメ『SHAMAN KING』(テレビ東京系)のエンディングテーマとして起用された堀江由衣の新曲「Adieu」は、彼女にとって2年ぶり新曲だ。
作詞と作曲を務めるのは清竜人、10年前に「インモラリスト」を提供して以来、これまでいくつもの楽曲を堀江に提供してきた。今回は『SHAMAN KING』の作風にマッチするように制作されたこともあり、テンポも速く、緊迫感溢れる曲調に仕上がっている。
ソフトタッチのピアノから、バンドセットを意識したアンサンブルとストリングスが加わる。清竜人&堀江由衣の楽曲というと、トリッキーかつ大胆なアレンジが組み込まれており、リスナーにも強く印象に残っているだろう。
「Adieu」においてはそういったトリッキーさは影を潜めが、弦楽器の煽りたてるようなアプローチやドラミングの多彩なフレーズがアグレッシブに曲を演出している。
堀江のディスコグラフィのなかでもハードめな楽曲とも言えるが、彼女独特の透明感のある声色が重なることで、不思議と「堀江由衣の音楽」として成立しているように感じた。
※1:https://www.animatetimes.com/news/details.php?id=1625641796