伊藤美来、斉藤朱夏、芹澤優、東山奈央の素顔も明らかに? 音楽&朗読&トークで見せた新感覚のステージ
女性声優にスポットを当てたビジュアルブック『My Girl』と、アニソンフェス『EJ ANIME MUSIC FESTIVAL』によるコラボイベント『EJ My Girl Festival 2021』が、6月19日と20日の2日間にわたって千葉・舞浜アンフィシアターで開催された。初日の19日は、伊藤美来、斉藤朱夏、芹澤優、東山奈央が出演。人気声優によるライブパフォーマンスに加え、トークコーナーやオリジナルストーリーの朗読劇があるなど従来のアニソンフェスとは一線を画する内容で、声優イベントの楽しみがさらに広がるものになった。
ライブとトークで人気女性声優の素顔に迫る
トップバッターは、『マクロスΔ』や『ゆるキャン△』などに出演する東山奈央。1曲目の「イマココ」は、〈大好きな人が今ここにいる〉〈近づきたい誰よりも君に〉という歌詞があり、このイベントが有観客で開催されたことの喜びが代弁され、イベントの1曲目にぴったり。東山も「みんなの顔が見られて、やっぱり有観客ライブはいいですね」とうれしそう。その後は、三味線が鳴り響くサウンドに乗せて、民謡のこぶしも聴かせる「灯火のまにまに」。最新作『off』に収録の超速ナンバー「グー」など、ライブ映えする楽曲を次々と繰り出す。ラストの「群青インフィニティ」では、ファンと合唱する部分を手の動きに換えて歌い、会場にはこれ以上ない一体感が生まれた。
パフォーマンス後は、天津 向がインタビュアーとなって素顔に迫った。休みがあったらどこに行きたいかという質問に、日本海側→魚が美味しい→日本酒が最高と見事な三段論法で返し、頭の回転が早くお酒好きで知られる東山らしさを、トークでも発揮した。
Aqoursのメンバーとしても活躍する斉藤朱夏は、有観客のフェス出演は初めてで「緊張しました」としながら、型にはまらない自然体のパフォーマンスで観客を楽しませた。「君と会えてすごくうれしいです。盛り上がっていきましょう!」と、客席の一人一人笑顔を向けて歌った「パパパ」。スカロックの「Your Way My Way」や「しゅしゅしゅ」は、力強く足を上げたり色っぽく歌うなど、歌詞に合わせてさまざまなパフォーマンスで魅せ、「みんなが盛り上がってくれるから、やり過ぎちゃいました」とテヘペロな笑顔。ラストの「セカイノハテ」は、まっすぐなまなざしとエモーショナルな歌声で、一歩を踏み出す勇気を与えてくれた。
トークコーナーでは「友達と買い物に行ったのに、一人で勝手にどこかに行って友達を困らせてしまう」などのエピソードを明かし、自身を「ザ・末っ子気質で、仕事以外はボーッとしている」と自己分析。自由なトークで司会の天津 向を翻弄した。
声優アイドルグループi☆Risのメンバーとしても活動する芹澤優は、アイドルらしいキラキラのミニスカートで登場。「いくよー!」と元気なかけ声と共に、自身が出演したTVアニメ『異世界魔王と召喚少女の奴隷魔術Ω』のテーマソング「EVERYBODY! EVERYBODY!」と「YOU YOU YOU」、ポップでキュートな「デビきゅー」などで、明るさと元気さを振りまいた。最後に披露した「最悪な日でもあなたが好き。」は、〈あなたが好き〉の後に、ファンが〈俺もー〉と合いの手を入れるのが恒例だが、「心で聞くからね」と、耳に手を添えてファンの声を聞く姿に愛情があふれていた。
トークコーナーでは、汗で濡れた前髪を必死で直すなど天然ぶりを発揮。東山からの「どうしてそんなにかわいいの?」という質問にも、「パパとママがそう産んでくれたから!」と、くったくのない笑顔。「元気の源は?」と聞かれ、「猫」と言いかけ「ファンの皆さんです」と言い直すなど、最後までアイドルを貫いた。