なにわ男子が今年の夏を彩る 関ジャニ∞、嵐に続く抜擢『熱闘甲子園』テーマソングへの期待

 関ジャニ∞、嵐がテーマソングを担当した年、それぞれ最年少メンバーである大倉忠義は29歳、松本潤は34歳。お兄さん的な立場から見守るように、歌で球児たちにエールを贈った。今回、大会中に19歳の誕生日を迎えるなにわ男子の最年少メンバー・長尾謙杜や同い年の道枝駿佑、一学年上の大西流星は、球児たちと同世代といっていい。同じ時代を生きてきた同士として、ほんの少しお兄さんとして、先輩たちとは異なる距離感で伝えられる“なにわ男子だからこそ”のエールもあるだろう。

 伝統ある高校野球に携わり、さらには人気番組のテーマソングを担当するという大役に、ジャニーズーーそれもジャニーズJr.のグループが起用されることについて、さまざまな声があるかもしれない。けれどなにわ男子もまた「一度しかない夏」の煌めきと重みを知っている。夢を追いかける日々のなか、繰り返す出会いと別れ、不意に訪れるピンチとチャンス、二度巡ってはきてくれない貴重な夏を、それぞれに経験してきたことだろう。目指す夢の舞台は違えど、チャンスに全力を出しきること、そのために努力し続けることの大切さを、彼らは充分に知っている。

 2年ぶりの開催となる第103回全国高等学校野球選手権大会は、8月9日に開幕。「夢わたし」が、大会と2021年の夏を彩る。

■新 亜希子
アラサー&未経験でライターに転身した元医療従事者。音楽・映画メディアを中心に、インタビュー記事・コラムを執筆。Twitter(@akino_ippo)

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