なにわ男子が今年の夏を彩る 関ジャニ∞、嵐に続く抜擢『熱闘甲子園』テーマソングへの期待
なにわ男子の夏が、ますます熱を帯びてゆく。
なにわ男子が歌う「夢わたし」が、今夏の『熱闘甲子園』(ABC・テレビ朝日系)テーマソングならびに、関連番組で使用される「2021 ABC 夏の高校野球応援ソング」に決定した。同曲の楽曲映像は、6月中旬にABCテレビ公式サイト『高校野球応援し隊』にて公開予定だという。
この度なにわ男子は、球児たちを応援する“高校野球応援し隊”に就任。その最初の仕事として、応援ソングのタイトル考案・決定を任された。7人それぞれが事前に考えたタイトル案を持ち寄り、ホワイトボードに書き出してプレゼン。背負う大役の重みを肌に感じ、タイトル決めは難航したというが、最終的に「ジャニーズも高校球児も後輩に夢を渡していく。それに一人ひとりに“わたし”の夢がある」という想いを込めた、藤原丈一郎考案の「夢わたし」に決定した。
野球観戦が趣味である藤原は、トークにおいてもなにかと野球に例えてしまうほど大の野球好きとして知られる。野球関連番組への出演経験も豊富で、2019年には『熱闘甲子園直前SP 号泣甲子園』のナレーションを担当。今回の抜擢について純粋に喜びを爆発させる一方、いち高校野球ファンとしての真摯なコメントが印象的だった。「OBの方、後輩たち、ファンの方、関係者の方、みんなが優勝という夢に向けて高校球児を応援している甲子園という貴重な場所」という表現には、多くの人にとっての「夢の場所」である甲子園と、高校野球への敬意が感じられた。
『熱闘甲子園』は本大会のダイジェスト放送のみならず、球児たちのバックグラウンドに焦点を当てたドキュメントが見どころだ。同番組をきっかけに高校野球に興味を持つ人も多く、夏の風物詩ともいえる番組である。
番組オープニングでは、テーマソングをバックに当日のハイライト映像が流れる。青い空、輝く白球、泥だらけのユニフォーム、球児たちが流す汗と涙ーー。たとえ何年経とうとも、聴いた瞬間に「あの夏」へと戻れる。『熱闘甲子園』におけるテーマソングとは、そういう存在だ。
2014年には関ジャニ∞の「オモイダマ」が、2018年には嵐の「夏疾風」が起用され、ジャニーズアイドルがテーマソングを担当するのは今回が3度目となる。もちろん、ジャニーズJr.内グループの抜擢は初めてのことだ。
関ジャニ∞らしい、ストレートな歌声が心を揺さぶる「オモイダマ」。抜けるような青空に、球児の想いを乗せた白球が溶けていく……そんなシーンを思い出す、力強いミディアムナンバーだ。テーマソングとしての役目を終えたあとも、関ジャニ∞は同曲を大切に歌い続けてきた。2018年7月7日放送の『THE MUSIC DAY』(日本テレビ系)における7人最後のステージで披露した曲であり、『Smile Up! Project』でリモート歌唱を行った曲でもある。“仲間”や“絆”の大切さ、温かさを改めて感じられる楽曲だ。
ゆずの北川悠仁が作詞作曲を担当した「夏疾風」。疾走感と清涼感に加え、どこかほろ苦さを感じるサウンドは、まさに青春そのもの。球児たちの眩いほどの若さや、夢に向かうエネルギーを感じさせ、倒れてもまた立ち上がれるようなパワーを持つ楽曲だ。一度きりの夏、全力を懸けた青春が過ぎたあともなお、球児の背中を未来へと押してくれるような、優しい強さをまとった応援歌だった。