鷲尾伶菜、ソロプロジェクト「伶」の甘いウィスパーボイス カバー動画&新曲での“凜とした響き”

 鷲尾伶菜(ex.E-girls/Flower)のソロ名義・伶による配信シングル「キミとならいいよ。」が、6月9日にリリースされた。

 Flower、E-girlsのボーカリストとして活動してきた鷲尾伶菜は、2020年秋より“伶”のアーティスト名でソロ活動を開始。佐藤大樹(EXILE/FANTASTICS from EXILE TRIBE)と橋本環奈が主演を務めた映画『小説の神様 君としか描けない物語』の主題歌にも起用された配信シングル『Call Me Sick/こんな世界にしたのは誰だ』をリリースした。

 また、それと同時期に人気YouTubeチャンネル「THE FIRST TAKE」にも登場。ピアニスト・清塚信也とのコラボレーションした「白雪姫」は、現在時点で400万回再生を記録している。

伶 × 清塚信也 – 白雪姫 / THE FIRST TAKE

 流麗なフレージングによって心地良い揺らぎを生みながら、低音からファルセットまでを深い呼吸でシームレスに繋ぐ。それでいて、そのスキルや芯の強さをあまり感じさせることなく、あくまで可憐な印象を残す伶のウィスパーボイスは、喩えて言うなら透明色のガラス細工のようだ。場所を選ばず馴染みやすいその声は、FlowerやE-girlsの楽曲を通して多様な恋愛感情をリアルに表現し、これまで多くのファンを獲得してきた。

 今年の3月には、伶の公式YouTubeチャンネルが開設。自身の楽曲のほか、清水翔太「花束のかわりにメロディーを」やUA「情熱」など、コンスタントにアコースティックカバーを投稿している。なかでも優里「ドライフラワー」のカバーはエモーショナルな原曲とは大きく印象が異なっており、静かな憂いを感じさせるような楽曲に変化しているのが特徴的だ。また、つい先日公開されたOfficial髭男dism「115万キロのフィルム」は他のカバー曲とは趣を変え、夏を感じさせる爽やかなアレンジに。伶の歌声もそれに合わせて得意のファルセットを少なめに、涼やかな地声を跳ねるリズムに乗せて、心地良く聴かせている。

伶 『115万キロのフィルム』(カバー)
伶 『ドライフラワー』(カバー)

 このYouTubeチャンネルの開設時、伶は「これからは『伶』としてFlowerで伝えてきた『人を愛する歌』にこれまで以上に向き合い、表現者としてより多くの人の心に届く歌を歌っていきたい」と語っていた(※1)。その点、伶の最新シングル「キミとならいいよ。」は、まさにその本領を発揮したような楽曲と言える。

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