EXILE TAKAHIROが乗り越えた、歌手としての7年間のスランプ 充実した活動の裏にあった苦悩

 今年デビュー20周年を迎えるEXILE。EXILE TAKAHIROがEXILEに加入してからは15年が経った。そんなTAKAHIROが5月21日に放送された『人志松本の酒のツマミになる話』(フジテレビ系)に出演。自ら「公式ドリンク」と話すレモンサワーを片手に、デビュー当時の苦悩を明かす場面があった。

『TAKAHIROじゃらん (RECRUIT SPECIAL EDITION) 』

 それは2006年のEXILE加入以降「7年間歌手としてスランプだった」というエピソード。当時、TAKAHIROはデビューして3日後に『HEY!HEY!HEY!』(フジテレビ系)に新ボーカルお披露目として出演し、初のツアーもアリーナ規模、翌年にはドームツアーを成功させるという、まさにロケットスタートの状態だった。

 そんな時期にTAKAHIROが悩んでいたのが「自分の思っている歌が全く歌えない」という発声障害にも似た声の不調。過去のインタビュー(※1)ではこの発声障害について、「しゃべっている声は出るんですけど、メロディになった瞬間にその域が出ない」と明かしている。

 「歌を歌う仕事は向いてない」「『今日うまくいったな』って1回もない」とまで思っていたTAKAHIROがそのスランプから自力で抜け出したのが3〜4年前。その発声障害に気づき、近くで声をかけてくれていたEXILE ATSUSHIも2020年11月にグループを勇退。現在はTAKAHIROがメインボーカルとして、EXILE新章に突入している。今思えば、ATSUSHIの勇退にはTAKAHIROがスランプを乗り越えたのを見届けた、ということも一つのきっかけにあるのかもしれない。

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