V6が華を添え続けてきた『特捜9』主題歌 「Crazy Rays」「僕らは まだ」など作品に溶け込む楽曲たち

V6
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 4月7日からスタートしたV6・井ノ原快彦主演ドラマ『特捜9 season4』(テレビ朝日系)。先日は、井ノ原の45歳の誕生日を祝う様子が伝えられ(※1)、現場の雰囲気やキャスト陣のチームワークの良さを確認することができた。本作の主題歌に起用されているV6の新曲「僕らは まだ」も6月2日に発売が決定しており、5月11日には一足先にYouTubeにてMVが公開されたばかり。

 V6が主題歌に起用されるのは、前シリーズである『警視庁捜査一課9係』(テレビ朝日系、以下『9係』)から数えて16回目。毎回、井ノ原のドラマ出演にエールを送るかのように華を添え続けている。本稿では、『特捜9』シリーズの主題歌についてフォーカスしてみたい。

 まず『特捜9 season1』には、49枚目のシングル表題曲で真心ブラザーズの桜井秀俊が作詞を担当した「Crazy Rays」が起用された。

 大人でありながら、心にはまだ青い部分を残した胸の内をグルーブ感たっぷりのダンスナンバーにのせている。MVでは都心を走るバスに揺られるメンバーの姿。雨粒がついた車窓から夜の街を眺め、時折ビルの灯りに照らされる表情は少し物憂げ。サビ前からグルーブ感が増し、ダンスパートへ。コートやジャケットを揺らし踊る姿が大人の色気に溢れている。

V6 / Crazy Rays(YouTube Ver.)

 『特捜9 season2』の主題歌には、51枚目のシングルとなった「ある日願いが叶ったんだ」を起用。ケツメイシのRYOJIが作詞作曲に携わり、田尻知之、本澤尚之が作曲編曲を手掛けた。

 MVはギュッと寄った6人のアップからはじまる。不思議な部屋には無数の引き出しがあり、そこに込められたメッセージカードを眺めて微笑む6人。窓から見えるネイビーブルーの夜空には流れ星が。Aメロは森田のソロパートに続いて5人のコーラスを挟み、岡田准一、三宅健、坂本昌行と同じようにソロのバトンを繋いでいく。満天の星空をバックに、星を掴むかのうように大きく腕を動かす振り付けが印象的で、〈守りたい〉と歌う、愛に満ちた歌詞とマッチしている。 season1のダンスナンバーから、落ち着きのあるミディアムテンポへと、雰囲気をがらりと変えているのも面白い。

V6 / ある日願いが叶ったんだ(YouTube Ver.)

 『特捜9 season3』の主題歌は、2020年9月にシングルリリースされた「It’s my life」。作詞は、ボカロPのほか伊東歌詞太郎とのユニット、イトヲカシのメンバーでもある宮田“レフティ”リョウが務めている。歌詞には壮大な夢ではなく、ごく普通の日常が描かれており、〈ありふれた毎日も 悪くはないでしょ〉〈そんな日もまあ、良いもんですね〉と、肩の力を抜いたスタンスが“勤続25年の男たち”ならではの説得力だ。

V6 / It’s my life(YouTube Ver.)

 そして今回の『特捜9 season4』の主題歌「僕らは まだ」のMVの舞台は海辺で、監督は大根仁が担当した。潮風に吹かれて少々錆びついた欄干に腕をかけ、物憂げな表情の森田。右横を見つめながら何かに思いを馳せている三宅、そして遠くを見る坂本とメンバーの表情が映し出される。歌詞には、未完成な自分を受け止めて進もうというメッセージが込められている。年齢を重ねるごとに背負うものも増えるが、それでも自然体で笑いあって進もうーーそんな大人になったV6だからこそ歌える楽曲だ。歌詞はもちろん、メンバーの深みのある表情、海辺でじゃれ合う映像、歌割りひとつとっても、V6の今と重なり胸がいっぱいになる。

V6 / 僕らは まだ

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