声優 寺島拓篤、Snow Manや『ラブライブ!』追いかける“オタク気質”な一面 誰もが共感できる存在に

寺島拓篤
寺島拓篤『ASSEMBLE』

 『うたの☆プリンスさまっ♪』シリーズの一十木音也役で全国区の存在へと駆け上がり、以降声優シーンの第一線に立ち続けている声優・寺島拓篤。声優業とともに、高い熱量で取り組む音楽活動や、自身も認めるオタクっぷりにも注目が集まる存在だ。

 『創聖のアクエリオン』(テレビ東京ほか)のアポロ役でTVアニメデビューし、『アイドルマスター SideM』(TOKYO MXほか) の天ヶ瀬冬馬役や、『魔法科高校の劣等生』(TOKYO MXほか) の西城レオンハルト役などを務めてきた寺島は、爽やかで耳心地のいい声音を持ち、少年から青年キャラクターを演じることが多い。今期も『EDENS ZERO』(日本テレビほか)の主人公シキ・グランベルや、実写映画化でも話題の『東京リベンジャーズ』(MBS、テレビ東京ほか)の千堂敦などの声を務めるなど、第一線で活躍。また、『ユニゾン!』(文化放送)の水曜パーソナリティを任されていたほか、いくつものラジオのパーソナリティを務め、トーク力でも確かな手腕を発揮する。

 そして、寺島拓篤といえば声優と並び活動の柱となっているのが音楽活動だ。アイドルを題材にした『うたの☆プリンスさまっ♪』、『アイドルマスター SideM』に出演し、リアルライブもこなしてきた寺島が音楽活動を行うのは必然のようでもある。だが、寺島はただプロデュースされる側だけでなく、2012年にリリースした1stシングル『magic words』から2019年リリースの10thシングル『Buddy, steady, go!』に至るまで、個人名義の楽曲はほぼすべて自身で作詞を手がけてきた。また、過去に出してきた楽曲も、ストレートに明るいポップチューン「sunlight avenue」、テクノポップ「0+1(ラブアンドピース)」、K-POPを意識したダンスチューン「UNBREAKABLE」など、ジャンルも幅広い。昨年3月にリリースした4thアルバム『ASSEMBLE』に収録されている「カクシンボ」は、近年急速に波及しているボーカロイド的な楽曲であり、トレンドをきっちり追いかける感度の高さを感じさせる。

寺島拓篤 / 4th ALBUM『ASSEMBLE』全曲視聴動画

 さらに、その活動は個人の範疇にとどまらず、2014年からは男性声優たちによる音楽ライブ『Original Entertainment Paradise』(通称“おれパラ”)の新ホストに就任。現在に至るまで、小野大輔、鈴村健一、森久保祥太郎とともにイベントをプロデュースしてきた。

 また、4月21日に発売された熊田茜音の2ndシングル表題曲「Brand new diary」でも作詞を手掛けており、溌溂としたワードチョイスが、オープニング曲らしい爽やかなメロディにぴたりとはまっている。この曲は、寺島自身も過去に2度主題歌を担当してきたアニメ『転生したらスライムだった件』のスピンオフ作『転スラ日記』(TOKYO MXほか)の主題歌でもある。異世界転生系作品の代表作である『転スラ』の楽曲を何度も任されているのは、その音楽性を認められているからこそだろう。

 アーティスト活動を行う声優は今や珍しくはないが、これらの経歴を見れば、寺島が主体的に、かつ実力を認められた“いちアーティスト”として活動に取り組んでいることがよくわかる。

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