甘党男子が届けるスイーツの魅力と笑顔 結成4周年、培ったチームワークでさらに大きな舞台へ
「シュークリーム」に「たいやき」…それぞれの推し曲は?
――この4年間で楽曲も多数発表されてきていますよね。そこにも甘党男子の個性がすごく見えていて。
三上:はい。僕らの曲は全部スイーツの名前がタイトルになっているんですよ。
木村:「チョコレート」とか「たいやき」とか、どれもわかりやすいタイトルになっていて。しかも、そのスイーツから思い浮かべるイメージと楽曲の雰囲気がちゃんとリンクしているから、みなさんにもすごく楽しんでいただけるんですよ。
石塚:スイーツにもいろんな種類があるので、楽曲のタイプも必然的に幅広くなっていて。ライブをするともう、いろんな味がごちゃまぜになる感じ(笑)。そこもまた甘党男子の魅力かなとは思いますね。
三上:キラキラしたアイドルソングからかっこいい曲まで、ほんとに幅広いからね。僕たちが今食べたいフルーツを作家さんにお伝えして、そこから曲を作っていただくこともけっこうあって。
神久保:激しめのスイーツが続いたから、次はちょっとしっとりしたスイーツがいいな、みたいな感じで。
室井:和のスイーツにするのか、それとも洋にするのかっていうチョイスもありますし。
石塚:夏になれば「パイナポー」とか「スイカ」とかフルーツ系が多くなったりするし。
菅井:じゃ次はドラゴンフルーツにしようか、いやバナナにしようか、みたいなことをメンバー同士で話しながら、そこで出た意見を反映して曲にしてもらう感じですね。
――流行りのスイーツをいち早くキャッチするアンテナも常に張り巡らせている感じですか?
木村:そのアンテナは常に張ってます!
菅井:次はこのスイーツが来そうだよねって予想は常にしてますね。ゆくゆくは僕たちが作った曲をきっかけに、そのスイーツがブームになるのを狙ってますから。
――歌やパフォーマンスの表現に関してはキャリアを重ねる中で進化を遂げてきた実感はあります?
菅井:基本的に甘党男子の振りは子供でもマネしやすい簡単なものが多いんですけど、最近はその中でもリズムの取り方であったりとか、そういう部分をしっかり意識するようにはなってきていて。そこは歌に関しても同様ですね。歌やダンスに対して個々の意識がどんどん高まっているので、練習のときに交わす会話も「ここの振りはもうちょっと体勢を低くしたほうがいいよね」とか、細かく詰める感じになっています。4年経ったことを考えるとちょっと遅いくらいなのかもしれないですけど(笑)、でもここにきてまたしっかりレベルアップできている実感はありますね。
三上:ライブを観てくれた友達に、「前よりも良くなってるよね」「さらに一体感がでてきたね」って言ってもらえることも多いですね。
室井:ライブで昔の曲をやったりすると、成長みたいなものはしっかり感じてもらえると思うんですよ。長く応援してくれているファンの方は昔の曲に懐かしさを感じると同時に、しっかりと新しい今の甘党男子も感じてもらえるはずなので。
菅井:メンバーチェンジによって歌割りが変わってる曲もあったりするからね。個々の成長も含め、ライブでは常に新鮮な感覚を味わっていただけると思いますよ。
――では、甘党男子の魅力をより深く知ってもらうために、これまでの楽曲レパートリーの中からメンバーそれぞれの推し曲を紹介していただこうかなと思います。
室井:わかりました。僕はメッセージの強い、世界観のある曲が好きなので「さくらロール」を推しますね。春になって環境がいろいろ変わる中、また新たな一歩を踏み出していこうというメッセージは、せつなさもありつつ、明るい気持ちになれると思います。最近、YouTubeにMVもアップされたので、映像と一緒に楽しんでいただけたらと思います。
木村:甘党男子として初めてできた曲、「シュークリーム」を推します。汽車ぽっぽの“シュシュシュ”とシュークリームの“シュ”を掛け合わせたすごくかわいい曲になっていて、ライブでは必ずやっている人気曲です。甘党男子のことを気になっている人にはぜひ聴いていただきたい1曲ですね。
菅井:僕は「BIRTHDAY CAKE」です。人には必ず誕生日があって、それをお祝いできることは本当に素晴らしいことですからね。この曲では気持ちを込めた“おめでとう”を届けています。MVではケーキを食べる僕らの姿を観ることができたり、楽しいコールみたいなものも入っていて、盛りだくさんな内容になっていて。コロナが収まったら、みんなで声を出して盛り上がりたい1曲でもありますね。
成瀬:僕は「御手洗団子」ですね。ライブのときは僕以外の人がお団子の格好をしたりとか、パフォーマンス面でも目を引く内容になっています。最初はちょっとしっとり始まるんですけど、そこから一気に明るくなる曲調もすごく好きです。聴けば必ず元気づけられると思うので、MVとともにぜひ楽しんでください。
三上:もちろん「タピオカ」です! 僕が選ばないで誰が選ぶって感じですから(笑)。この曲はMVにすごく思い出がありまして。ファンの方に教えていただいたTUTUというタピオカ屋さんを訪れたところ、「何かコラボしませんか?」って言っていただけて。その流れでMVをTUTUさんで撮らせていただいたんですよ。タピオカ飲んでてよかったなって思えた瞬間でした。1曲の中で明暗のコントラストがはっきりしてるところも僕はすごく好きですね。
神久保:僕は「たいやき」です。底抜けにわかりやすい曲なので、初めての人が聴いても一瞬でこの曲で伝えたいことはわかっていただけると思います。簡単に言っちゃうと、たい焼きを頭としっぽのどっちから食べますかって話をずっとしてるだけの曲(笑)。内容はシンプルですけど、ほんとにいい曲なのでぜひ聴いて欲しいです。ちなみにこの曲はMVがないんですけど、サブスクで聴いてもらうことができます。
室井:「たいやき」は2年連続でファン人気第2位の曲。
――人気曲を聴くにはライブに足を運べばいいわけですよね。
石塚:あ、そうですね。その2曲はほぼほぼライブではやっているので、ぜひ会場に来て欲しいです。で、僕の推し曲は「トライフル」。昨年、コロナ禍に発表にさせていただいた曲なので、僕たちの今の気持ちが一番乗っかっている内容になっていると思います。MVでは各メンバーがいろんな職業の人を演じているんですけど……僕は誰が発注したのかわからないコスプレをさせられまして(笑)。
三上:僕といしちゃんの2人だけがコスプレなんですよ! 僕は親父がタクシー運転手やってるからって理由だけでタクシー運転手の役をやったんですけど、金髪のタクシー運転手なんていないだろっていう(笑)。
石塚:あははは。まぁでもみんなの気持ちがしっかり投影された曲なので、ぜひ聴いてみてもらえたらうれしいです。