平手友梨奈から目が離せない 『ドラゴン桜』にも出演、多方面で見せる新たな表情

 役者の仕事が増えたことも、新しい表現の場を増やすという理由があるのかもしれない。グループ在籍時には映画『響-HIBIKI-』で主演を果たし、日本アカデミー賞新人俳優賞などを受賞。彼女がアイドルとして培った表現は演技にもいかされていた。しかし演技の仕事はそう多くはなかった。それがソロになってからは映画『さんかく窓の外側は夜』や、6月に上映される映画『ザ・ファブル 殺さない殺し屋』に出演するなど積極的に演技の仕事に取り組んでいる。

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 4月から放送されるドラマ『ドラゴン桜』(TBS系)にも出演。ソロとして連続ドラマに出演するのは本作が初となる。初ドラマ出演に向けてのインタビュー(※1)では「自信はないですが、でもそれをやらないと楓(役名)ではなくなるので、できるだけ近づけていけるように日々やっています」と語っている。普段の表現では「平手友梨奈として」の表現を徹底的に作り込んでいるが、演技の場合は「役に近づくこと」を徹底的に考えて表現しているようだ。「自分の表現に対して今まで1回も納得したことはないです」とも語っているように、どれだけ現時点でファンを感動させていたとしても、自身の納得する表現を目指すために、新しい挑戦を続けているのだろう。しかし現在の彼女の姿は、グループ在籍時よりも精神的に穏やかで、より冷静に表現と向き合っているようにも感じる。

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  一方で平手は表現者として一流であっても、まだ10代の若者だ。普段は普通の女の子で、常にカリスマとして生きているわけではない。2017年から2020年まで『SCHOOL OF LOCK!』というラジオ番組内で担当していたコーナー「平手友梨奈のGIRLS LOCKS!」(TOKYO FM)では、パフォーマンスで見せる姿とは違う、明るくてよく笑う等身大の女の子として喋る姿があった。2021年4月23日からは再び『平手LOCKS!』というタイトルで彼女の番組が放送される。再びかわいらしくて親近感が沸くような、等身大のトークを聞かせてくれるのだろう。

 様々な一面を見せる平手友梨奈。アーティストとしてはもちろん、時には等身大の姿も見せながら、まだまだ新しい表現で感動させてくれる予感がする。だから今の平手友梨奈にも期待してしまうし、目が離せないのだ。

<参照>
(※1)https://mdpr.jp/interview/detail/2525790

■むらたかもめ
オトニッチというファン目線で音楽を深読みし考察する音楽雑記ブログの運営者。出身はピエール瀧と同じ静岡県。移住地はピエール中野と同じ埼玉県。‬ロックとポップスとアイドルをメインに文章を書く人。
ブログ:https://www.ongakunojouhou.com/
Twitter:https://twitter.com/houroukamome121

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