『Bim Bim Bump!』インタビュー
アルスマグナ、新体制で輝くメンバーの個性 「どこを見てもエンタメがあるのは11人になった強み」
私立九瓏ノ主(クロノス)学園発の2.5次元コスプレダンスユニット・アルスマグナ。2020年に5人から11人と1匹体制となり、今後の展開にメイト(アルスマグナファンの呼称)の注目度も爆上がりしている中、待望の新作『Bim Bim Bump!』をリリース。リアルサウンド初となる今回のインタビューでは、1期メンバーの神生アキラ、泉奏、新メンバーの小日向タケル、東郷スバル、津田ダイチ、宇迦野リンネによって、新体制の内部事情について爆笑必至の赤裸々トークを繰り広げてもらった。アルスマグナの今と未来が見えてくる超重要テキスト、ぜひご覧ください。(平賀哲雄)
「アルスマグナになってから、夢にメンバーがよく出てくる」(小日向)
ーー2020年より11人と1匹体制になったアルスマグナですが、先輩であるアキラさんや奏さんからすると、新メンバー6人と共に活動していくことが決まったときは、どんな心境だったんですか?
神生アキラ(以下、神生):やっぱり面倒くさいですよね。
小日向タケル(以下、小日向):おいおいおい(笑)。
神生:大所帯になったのでね、楽屋問題とかお弁当問題とかステージ以外のところでの面倒くささがありまして。5人で活動していた頃は、誰がどこで何をしていようと許容範囲だったんですけど、11人の個性がひとつの楽屋に集まると面倒くさいんですよ(笑)。ご飯を食べるタイミングとか物を置く場所とかね……面倒くさいなぁって。
東郷スバル(以下、東郷):「面倒くさい」何回言うんですか(笑)。
神生:でも、その11人がステージに上がると、良い意味でお客さんがどこを見ればいいのかわからなくなるぐらいのテーマパーク感があって。どこを見てもエンタメがあるというのは、11人になったアルスマグナの一番の強みなんじゃないかなと思いますね。
ーー奏さんはいかがでしょう?
神生:たまんないよな?
泉奏(以下、泉):大変ですね。
東郷:またそれですか(笑)!
泉:ここにタツキ先輩や朴や先生(九瓏ケント)がいても同じことを言うと思う。
津田ダイチ(以下、津田):全員そう思ってんのか(笑)。
泉:基本的に5人のときも全員の動きを把握する役割ではあったので、そういう面では、プラス6人になったことに対する大変さはもちろんありますよね。あんまりダンスをしたことがなかったり、グループ活動の経験がなかったりするので。でも、だからこそ「あ、そういう発想の仕方もあるんですね」という驚きもあったりするんですよ。そこは逆にこちらが受け入れて力にしていかないと、今まで観てくれたメイトさんや、これからアルスマグナを知ってくれるメイトさんの楽しみ方が狭まってしまう。なので、こちら側としても成長する機会をもらった感覚ではありますね。
津田:風紀委員なんで、ガチガチですね。
神生:津田ダイチ、泉に対してちょっと上から物言うんですよね(笑)。
泉:年下なんですけどね。いつかちゃんと話し合いたいと思います。
ーー新メンバー陣の話も伺いたいのですが、アルスマグナへの加入が決まった当初はどんな心境だったんですか?
東郷:僕らは誘われて加入させてもらえて、最初は私立九瓏ノ主学園ダンス部の新入部員として後ろで踊ったりしていたんですけど、いざアルスマグナのメンバーとして活動することになったら、そこに対する責任感が違うというか、同じステージに立っているときの景色も意識も変わりましたね。重みがありました。
小日向:自分はアルスマグナのメンバーに変わってから、夢にメンバーがよく出てくるようになって……。
泉:恋ですか?
神生:気持ちが悪いよね。
一同:ははははは。
小日向:なんか夢への出演率が高くなって(笑)。それぐらい自分の中でも大きい気持ちの変化があったんだなって思いましたね。
神生:どんな夢をよく見るの?
小日向:最近見た夢では、タツキ先輩が海辺でドライブしていて、その車の助手席に俺が乗ってて、めちゃくちゃワーワー騒いでるみたいな。
泉:それは恋している人が見る夢です。
神生:ウチはそういう恋愛禁止だから。
小日向:じゃあ俺、たぶん恋愛してます(笑)。
「緊張せず楽しめるようになったのは良いこと」(津田)
ーーダイチさんはいかがでしょう?
津田:もともと5人ででき上がっていたアルスマグナに入っていくのは、メンバーから誘ってもらって、快く受け入れてもらっているとは言え、やっぱりメイトのみんなは今までのメンバーと100%同じ目線で見てくれているわけではないので……我ながら恥ずかしいんですけど、最初はちょっとビビっている津田ダイチがいましたよね。
泉:ちょっとですか?
神生:結構だろ?
津田:うん、結構(笑)。
神生:前にね、ラジオに呼んでいただいたときに津田ダイチと2人で行ったんですよ。そしたら、たまたま作家さんがお知り合いの方で、すごく温かく僕らの気持ちになって番組を作ってくれていて。で、ダイチのこともよく調べてくれていたので、カンペで良い振りをしてくれていたんです。でも、ダイチは緊張していたんでしょうね。台本しか見てないんですよ。
ーー作家さんからのパスに気付かなかったんですね(笑)。
津田:その当時、本番に弱い感じがあったんです。でも、最近はそんなことないんですよ。この前、イベントの練習があって、以前なら練習の時点で緊張していたんですけど、すごく軽やかな気持ちで臨むことができて。
泉:それでセリフ飛んだんですけど。
津田:そうなんですけどね。
一同:はははは!
津田:緊張しなかった分だけミスはしていたので、プラマイゼロ(笑)。でも、緊張せずに楽しめるようになったのは良いことなのかなって。そうなってくると、メイトのみんなも楽しんでくれるんじゃないかなって思うし。
ーーリンネさんはいかがでしょう?
宇迦野リンネ(以下、宇迦野):僕はもともとダンス部に入る前からアルスマグナのことは知っていて、憧れている立場だったんですけど、今までパフォーマンスを見ていた僕がパフォーマンスを見せる側になったことの不安は大きくて。でも、皆さんが受け入れてくれている以上は覚悟を決めて、自分の殻を破って成長していきたい。アルスマグナのメンバーになってからは、そういう想いが強くなりました。あと、入ってから知るメンバーの一面もいろいろ増えましたし。
ーー例えば?
宇迦野:奏先輩は加入前に動画で見ていた通りクールで、でもすごく優しい方で。で、アキラ先輩は想像していた以上に……強い。
神生:「強い」とだけ言われちゃうと、なんかさ(笑)。
宇迦野:なんかすごく……当たりが強い。
一同:ははははは!
神生:あんまり良いイメージじゃないですね(笑)。
宇迦野:それも含めて、いろんな意味で強い。