佐藤結衣の『ラジオdeジャニログ』
NEWS 増田貴久×KAT-TUN 中丸雄一『ますまるらじお』がスタート 同期コンビの予測不能な面白さ
NEWSの増田貴久がパーソナリティを務める『ますますらじお』(MBSラジオ)が、4月に入ってリニューアル。KAT-TUNの中丸雄一を迎えて『増田貴久・中丸雄一のますまるらじお』と名も新たにスタートした。 増田にとって、この番組枠は2011年から担当しており、当初からアシスタントを務めるフリーアナウンサーの宮島咲良とも息の合った連携っぷりが、リスナーから人気だ。4月7日の初回放送では、そんな増田と宮島の間に、中丸が「おじゃまします」と乗り込んでいくという図となった。
「もしかしてこの番組は、みんなポンコツ!?」
1998年の同じ日にジャニーズ事務所のオーディションを受けた同期メンバーである増田と中丸。2009年にはドラマ『RESCUE〜特別高度救助隊』(TBS系)で共演し、2010年に雑誌『MYOJO』にて2人で富士登山企画に挑戦するなど、接点はあったもののこうしてラジオのレギュラー番組でトークを繰り広げる機会はなかった。
仲のいい同期の登場に、増田も「シモネタとか言っちゃうかも!?」とおどけてみせる。もちろん、すぐさま「普段からそんなに言わないでしょ!」とリスナーを代表するようなツッコミを入れてくれる宮島の存在も頼もしい。
中丸も、最初こそすでに出来上がったチームに入っていくような感覚だったようだが、開始3分半で“ファストフードはポテトがメイン”だとして、ハンバーガーよりも優先して食べすすめる持論を主張していく。ふと我に返った中丸が「全然盛り上がらないじゃないですか」という戸惑いにも、「でも、そういう番組で大丈夫です!」とフォローしていく宮島。
かと思えば、中丸の長くキレイな指を「ポテトに似ている感じ」だと独特な褒め方をする宮島に、「めっちゃイジり始めた!」(増田)、「もしかしてこの番組は、みんなポンコツですか? 僕も含めてですけど(笑)」(中丸)と早速ゆるっとした3人らしいトークが繰り広げられる形となった。
こだわりの強い2人の「合わなさ」が楽しい
「ちゃんとしたものをファンに届けたい」とうプロ意識の高さを見せるものづくりをしたり、極度の潔癖症であることを明かしていたり……と、増田に対して強いこだわりを感じる場面は少なくない。 一方で、中丸もジャニーズの公式コミュニティサイト『Johnny’s web』内のブログにて、自分でラジオ番組風な動画「中丸の読むラジオ」を、地道に毎日投稿し続けている。また、「寝るときはちょっと光が欲しいタイプ」など、こちらも職人気質でこだわりが強めという共通点があるようだ。
ところが、番組が用意した2人の意見が合うかを試す問題ではことごとく、すれ違う2人。ごちそうといえば「餃子」(増田)、「焼肉」(中丸)。ラジオと聞いて連想する言葉は「いい声」(増田)、「ドライブ」(中丸) 。小腹がすいたときに飲むのは「飲むヨーグルト」(増田)、「炭酸飲料」(中丸)。2人で旅行に行くなら「世界一周」(増田)、「ヨーロッパ」(中丸)……。
振り返れば、オープニングでも「はじめにポテト全部食べちゃう人とかいるじゃん」と言っていた増田。その問いかけに「バカ食いね。わかります」と同意しながら、「僕はバカ食いです」という中丸の掴みどころのなさに、「えっ」と言っていた増田の声が忘れられない。全く合わない。だからこそ、予測不能で面白いのが、“ますまる”の魅力なのだ。