『キスマイANNP』最終回に“風呂サー”登場 宮田俊哉&北山宏光&玉森裕太の歩みとラジオが起こした奇跡

玉森の『少年アシベ』愛がミラクルを生む!

 そんな宮田と北山が、ちょっぴり背伸びをした思春期らしい漫画に手を伸ばしていたころ、玉森が「めちゃくちゃ好きだった」と語るのが、『少年アシベ』という流れもたまらない。振り返れば、バラエティ番組でも玉森が、首からゴマフアザラシの赤ちゃん・ゴマちゃんを下げていたシーンもあった。

 「アシベ(が好き)って言ってるタマに萌キュンだわ!」と叫んだのは、宮田だけではなかった。なんと、この玉森のアシベ好き発言が『少年アシベ』作者・森下裕美にまで届くという驚きの展開が待っていたのだ。なんと、玉森がアシベ風になりゴマちゃんを抱えている描き下ろしイラストをTwitterで発信。

 早速、玉森もジャニーズ事務所の会員制サイト『Johnny’s web』内のブログにて「やば。感動」「愛おしすぎる」「待ち受け画面にしちゃったよね」「最高な誕生日プレゼントになりました」と喜びを隠しきれないコメントを披露。最終回にして、ラジオが起こす奇跡をまた一つ見せてくれた形になった。

次があると期待せずにはいられない『キスマイANNP』

 懐かしいアニメから、Kis-My-Ft2がデビュー当時に挑んだガマガエルやタンポポを食べる過酷なバラエティロケの思い出、そしてベッドルームに桜があるという玉森の最新自宅情報まで。

 北山がラストに「ラジオって想像力を豊かにしながら、頭の中で作っていく作業を、伝えるっていうのも面白いな」と話していたように、ラジオだからこそ伝わるものが、『キスマイANNP』にはたくさんあった。

 このコロナ禍に、生放送で直接繋がれること。ラジオが生きていると感じられたこと。「声だけで繋がるって。今の時代としてはかけがえのないことじゃないかなって」と語るのは、2018年より『ラジオ・チャリティー・ミュージックソン』のパーソナリティを連続して担当しているからこその言葉にも聞こえる。

 「ぜひともまたやりたいよね。これは!」という彼らも、そして放送を聞いていたリスナーも、みんな同じ気持ちだ。3人は最後に〈「すぐに また会えるように」〉と歌うKis-My-Ft2の楽曲「永遠のチケット」を流してくれた。すぐにまた彼らと同じ時間を共有できる『キスマイANNP』が帰ってきてくれるはず。そう期待せずにはいられない、まさに〈「またね」〉〈「今度ね」〉と思える前向きな最終回となった。

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