櫻坂46、変化への戸惑いも? 「BAN」で歌われる“取り残された”心情の意味
櫻坂46の2ndシングル曲「BAN」のミュージックビデオが先日公開された。昨年の1stシングル曲「Nobody’s fault」ではパフォーマンスの中にもストーリー性が色濃く表れたMVだったが、今回は主にメンバーたちが全身全霊で踊る様子を捉えている。たとえば、ラストのシーンでは全員が水の敷かれた場所で激しいダンスを披露。その表情が全員生き生きとしているのだ。スタイリッシュな白の衣装や爽快な水しぶきも相まって、力強さの中にも美しさの感じ取れる映像になっている。
ロケ地は兵庫県淡路市の「淡路夢舞台」。世界的な建築家・安藤忠雄が手掛けたユニークな構造をした複合施設である。冒頭から1番にかけての舞台となっている円形屋根の印象的な建造物は、施設内にある国際会議場4階の中庭で、屋根には地元の淡路特産の淡路瓦が用いられているという。また、夜間の野外劇場やラストの楕円型の広場など、2番以降に登場する現代的な建築も同施設内のもの。伝統的な要素と現代的なデザインとが見事に調和した場所で、メンバーたちが華麗に踊る姿は圧巻の一言だ。ちなみに、中庭から回廊をたどっていくと茶室が2つ併設されており、その名前は「つばき」と「さくら」なのだとか。グループ名にも紐付く秀逸なロケ地選びである。