TREASURE、日本デビュー前に語られた仲間同士の絆 ヨシ、アサヒらの決意と覚悟

TREASURE、国境超える仲間同士の絆

 韓国デビューを目指したきっかけについて聞かれた日本出身メンバー達が、「BIGBANGさんのファンで、ライブを見てこんなステージに立ちたいと思った」(ヨシ)、「YGのアーティストが好きで、憧れのアーティストがいる事務所に入りたかった」(アサヒ)と答えていたが、リーダーであるチェ・ヒョンソクのように、YGエンターテインメントからデビューするアーティストは「K-POPの世界を目指したい」というよりは、練習生の頃から「YGのアーティストになりたい」という意志の強さが感じられるタイプが多いように見受けられる。他の韓国の芸能事務所とは少し異なる独特の美学を持ったYGエンターテインメントならではのことかもしれないが、「韓国でのデビューを目指していたというよりは、憧れのアーティストがいる入りたい事務所があって、それがたまたま韓国の芸能事務所だった」ということなのだろう。

 TREASUREの大きな特徴として、サバイバルプログラム前まで日本出身メンバーは日本支部であるYG JAPANで別トレーニングを受けていたことがあるが、「韓国の芸能界に入りたい」のではなく「特定の事務所からデビューしたい」という目標がある方が、その事務所の海外支部でトレーニングを受ける練習生のモチベーションも高くキープしやすいのではないだろうか。

 サバイバル後も様々な理由でデビュー計画が先送りになったTREASUREだが、共に同じ苦しい期間を過ごしたことで深まる仲間同士の絆もあったはずだ。韓国内での活動では、韓国出身メンバーが日本出身メンバーをサポートしているように、日本の活動では日本出身メンバー達が率先してプロモーションを支えることができるのは、グループにとって強みとも言えるだろう。今月末に控えた日本デビューを皮切りに、メンバー同士が支え合い、より一層広い世界へ羽ばたく姿が期待される。

■DJ泡沫
ただの音楽好き。リアルDJではない。2014年から韓国の音楽やカルチャー関係の記事を紹介するブログを細々とやっています。
ブログ:「サンダーエイジ
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