緑黄色社会、『Mステ』初披露「たとえたとえ」で送るエール さらに幅広い層から支持されるバンドへ
緑黄色社会は、昨年、ダンサブルなアップチューン「Mela!」のヒットで、10代~20代の層を中心に人気を博している男女混合4人組バンドだ。長屋晴子(Vo/Gt)、小林壱誓(Gt/Cho)、peppe(Key/Cho)、穴見真吾(Ba/Cho)のメンバー全員が作曲を手掛ける。2020年11月27日放送の『ミュージックステーション』(テレビ朝日系)に初出演し、認知度を広め、さらに幅広い層に支持されるバンドになってきている。
そう思う大きな理由はふたつ。1つ目は、2020年12月5日に開催された有観客配信ワンマンライブ『SINGALONG tour 2020 -last piece-』「Mela!」のライブ映像である。オフィシャルYouTubeにアップされると同時に反響を呼び、3月16日現在で視聴回数が550万回を越えている。加えて全編アニメーションの「Mela!」のミュージックビデオは、この3月、『第24回⽂化庁メディア芸術祭』アニメーション部門審査委員会推薦作品に選出された。
2つ目は、2020年10月から、読売テレビ・日本テレビ系で放送中のTVアニメ『半妖の夜叉姫』2021年1月クールのエンディングテーマ「結証」を担当したことだ。「結証」は、抒情的なメロディや繊細なアレンジ、ボーカル長屋の情緒豊かな表現力など、「Mela!」とは違った角度からこのバンドのスキルがわかるスケール感あるバラードである。『半妖の夜叉姫』は、人気漫画家・高橋留美子の原作『犬夜叉』の続編として制作されたオリジナルアニメ。高橋は、1978年のデビュー以降、『うる星やつら』『めぞん一刻』『らんま1/2』『犬夜叉』『境界のRINNE』などを世に送り出している人気漫画家。どの作品もエンターテインメント性が高く、前述した代表作はいずれもTVアニメ化され大ヒットし、長期シリーズ化されている。ジャンルも多彩で、幅広い層に熱狂的なファンを持つ漫画家の1人だ。「結証」のミュージックビデオは、配信開始から約1カ月で視聴回数1100万回を突破し、今なお視聴回数が伸び続けている。短期間で視聴回数がこれだけ伸びたのは、『半妖の夜叉姫』で緑黄色社会を知り、興味を持った人が視聴した結果と推測することが出来る。