日向坂46 佐々木久美、なぜバラエティ番組にひっぱりだこ? 視聴者魅了する2つのポイント
今やバラエティ番組に引っ張りだこの日向坂46。冠番組『日向坂で会いましょう』(テレビ東京)でオードリーの2人に鍛え上げられたバラエティ力はグループ全体に携わっており、言わばメンバー全員がバラエティ班と言わんばかりの対応力。アンガールズの田中卓志を講師に、さらにバラエティの知識を学ぼうとする姿勢はまさに天井知らずだ。
番組の中で発表された2020年のテレビ出演回数(10月31日時点)は223回。番組独自の視点となる「外番組 個人出演ランキング」(地上波のみ)では、1位が佐々木美玲で77回、2位が佐々木久美で68回、3位が加藤史帆で65回。参考にと紹介された、バラエティ番組だけのゲスト出演回数の集計を取った『B.L.T.2020年12月号』のランキングでは、1位が齊藤京子で25回、2位が24回の同数で佐々木久美と佐々木美玲、3位が加藤史帆の23回となっている。
放送から約4カ月が経過し、各メンバーの勢いはさらに加速するばかりだが、その中でも佐々木久美は出演回数だけに捉われない活躍を果たしている。それを印象づけているのが、ちょうどランキングの集計と入れ替わりのタイミング、10月28日から放送を開始したバラエティ番組『みえる』(テレビ朝日・ABEMA)での初MC抜擢だ。
佐々木と一緒にMCを務めるのは、『ワイドナショー』(フジテレビ系)を筆頭に数多くの番組MCを担当している東野幸治。番組が始まった当初はまだ緊張の色が見え隠れしていた佐々木だったが、東野からのいじりにも臨機応変に対応し、しっかりと番組を仕切りながら、時折笑いを取りに行く姿勢が最近では自然に感じられるようになってきている。番組収録に密着した『B.L.T.2021年4月号』でのインタビューでは、「自分がMCじゃない立場で番組に出演する時も『こういうことが大事なんだな』って少しずつ分かるようになってきました。以前はただ思いつきで喋っていたけど、『流れ的にこう言った方がいいかな』とか」とMCを経験しての変化を明かしている。