IZ*ONE、グループ誕生から現在までの歩み 最終回:華麗なる復活……果たしてメンバーの未来は?

 IZ*ONEが復活するという嬉しいニュースが届いたのは、2020年1月23日のことだった。『PRODUCE 48』を放送したMnetは、「2月中に活動を再開する予定」とコメント。「今回の事態はデビューしたアーティストや練習生、そして所属事務所の間違いではないため、これ以上傷つく人が出ないように守ってあげてください」というメッセージも合わせて発信されたが、ファンであれば異論をとなえる人はいなかっただろう。

『One-reeler / Act IV』
IZ*ONE『One-reeler / Act IV』

 そして2月17日。待望の1stフルアルバム『BLOOM*IZ』のリリースとともに、12人(チャン・ウォニョン、宮脇咲良、チョ・ユリ、チェ・イェナ、アン・ユジン、矢吹奈子、クォン・ウンビ、カン・ヘウォン、本田仁美、キム・チェウォン、キム・ミンジュ、イ・チェヨン)は、再びIZ*ONEとしてK-POPのメインストリートに現れた。

 約3カ月の休止期間はリスナーの期待感を膨らませた。『BLOOM*IZ』のCDの売り上げが発売後1週間で約35万枚を突破し、韓国の歴代ガールズグループの最多記録を更新(当時)。リードトラックの「FIESTA」も反応が良く、韓国の主要サイトのヒットチャートで1位になり、テレビの音楽番組でもトップに輝くなど、熱烈的な歓迎を受けている。 だが、そんなムードに水を差したのが、新型コロナウイルス感染症の蔓延だ。その防止策として日韓両国の入国制限措置が3月9日から始まり、彼女たちのような日韓混成グループは他のK-POPアイドル以上に思うような活動ができなくなってしまう。

 とはいえ、困難を乗り越えたグループは強い。メンバーたちは公式のTwitterやInstagramで積極的に近況を報告。その言葉や表情からは「どんなことがあっても私たちは大丈夫」というメッセージが読み取れる。このような時期を経てIZ*ONEとファンの絆はさらに固くなっていった。

 6月15日、彼女たちは韓国3枚目のミニアルバム『Oneiric Diary』を発表する。「La Vie en Rose」「Violeta」「Fiesta」と続いたフラワーシリーズが終わり、次はどんなコンセプトで登場するのかと期待が高まる中で登場した本作は、“幻想”と“日記” をモチーフにした楽曲で構成。アルバムに込めた「地道に続けていれば夢は叶う」というメッセージは、コロナ禍で暮らすリスナーを勇気づけてくれたはずだ。

IZ*ONE (아이즈원) 3rd Mini Album [Oneiric Diary (幻想日記)] HIGHLIGHT MEDLEY

 『Oneiric Diary』でのイメージチェンジは、ファンのみならずK-POPファンにも好意的に迎えられたようで、初週のCDの売り上げは38万枚を超え、『BLOOM*IZ』の記録をあっさりと塗り替えてしまう。タイトル曲「幻想童話(Secret Story of the Swan)」も発表と同時に韓国はもちろんのこと、海外の多くのチャートで1位を獲得。デビューして2年足らずのグループとは思えないほどの活躍を見せる。

IZ*ONE (아이즈원) – 환상동화 (Secret Story of the Swan) MV

 ファンと直接交流できない代わりに、7月と9月にオンラインの公演を行ったIZ*ONEは、前作からさほど時間を空けずに2枚のアルバムをリリースする。ひとつは日本1stアルバム『Twelve』(10月21日発売)。今までに出した日本シングル曲をはじめ、秋元康が手掛けた新曲や韓国のヒット曲の日本語バージョンを収めるなど、なかなかに充実している。

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