櫻坂46、松田里奈の副キャプテン就任で生まれる変化 新たに取り入れられた“2期生性”

櫻坂46『Nobody’s fault』(通常盤)

 櫻坂46が1月4日、体制についての新たな発表をした。それによれば、キャプテンは引き続き菅井友香が務め、副キャプテンは2期生の松田里奈が就任するという。昨年改名し再スタートとなった同グループは、1stシングルのセンターを2期生3人が担当するなど、世代交代の波が訪れている。そこで今回の人事における人選などから、今後のグループの方向性を考えてみたい。

 2017年1月に任命されて以来、グループをまとめてきた菅井と副キャプテンの守屋茜の2人は、ファンから“ゆっかねん”(それぞれのニックネームである“ゆっかー”と“あかねん”を合わせた呼称)の愛称で親しまれる人気のコンビだ。上品なお嬢様キャラの菅井、負けず嫌いな軍曹の異名を持つ守屋。その特徴的なキャラクターのコントラストも相まって、2人は欅坂46の屋台骨を担っていくようになった。

 そんな2人のうち、守屋に代わって副キャプテンに就任するのは2期生の松田である。松田は元銀行員という経歴の持ち主で、社会人らしくハキハキとした明るいメンバーだ。番組で控え室を隠し撮りした際も「コミュニケーション能力が高く、誰とでも仲良し」と評されていた。バラエティに不慣れなメンバーも多い中で、彼女は近頃“ガヤ担当”としても存在感を発揮している。たとえば、収録でしばしば見られるのが、ゲームに悪戦苦闘するメンバーに対して「頑張って!」や「まだ行ける!」といった言葉を誰よりもいち早く大きな声で発声するシーンである。積極的で思いやりのあるその姿は、チーム一丸となって活動する姿勢を見せている現在の櫻坂46を象徴するかのようだ。

 スタッフからの信頼も厚い。櫻坂46がイメージキャラクターを務めるイオンカードCMのWeb企画『モリタクラブ』において、松田は第2回にサプライズゲストとして登場した。スタッフによれば「今回のメンバー心配だから」という理由で盛り上げ役として呼ばれたというのだ。また、先日テレビ朝日の人気バラエティ『しくじり先生』(テレビ朝日)に出演した際には、番組レギュラーのハライチ澤部佑が松田について「櫻坂46の中では非常に盛り上げてくれる。細かなガヤを入れてくれる」と紹介していた。このように彼女のバラエティでの能力は、スタッフやMC陣にも認められているようだ。

 誰とでも仲良くなれる高いコミュニケーション能力と、それを活かしたバラエティスキル。そんな松田の副キャプテン抜擢は、今後の櫻坂46のグループ像にも影響を与えるかもしれない。

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