櫻坂46、松田里奈の副キャプテン就任で生まれる変化　新たに取り入れられた“2期生性”

“2期生性”をグループに注入する重要なパイプ役

今回の発表には、以下の文言が添えられている。

「一期生と二期生が手を取り合い、一致団結して活動できればと思っております。」（参照）

　守屋も松田と同じく積極的に前に出るタイプのメンバーだったが、守屋は1期生。キャプテンも副キャプテンもどちらも1期生だと、やはりどこか1期生が中心のグループという印象が拭えない。「1期生も2期生も一致団結」という意味では、今回の人選は的確と言えるだろう。そして松田はブログでこのような言葉を綴っている。

「2期生から選んでいただいたからには、2期生の私だからこそできる事をやっていきたいです！」（参照）

　2期生の人数が増えた今、2期生の意見をグループ活動に反映させることが重要になってくる。クリエイティブ面においても、欅坂46時代に1期生の独特の空気感が作品にうまく昇華されていたように、2期生特有の雰囲気もまた楽曲に形となって表れるべきだ（すでに1stシングルに表れ始めている）。松田の存在は“2期生性”をグループに注入する重要なパイプ役となるだろう。

　これで新体制がすべて整った感のある櫻坂46。1期生と2期生が団結して作り上げる2ndシングルも楽しみだ。

■荻原 梓
J-POPメインの音楽系フリーライター。クイックジャパン・リアルサウンド・ライブドアニュース・オトトイ・ケティックなどで記事を執筆。
Twitter（@az_ogi）