声優 松岡禎丞が今のアニメシーンに欠かせない2つの理由 『鬼滅の刃』『SAO』などで見せる、自分を超えて没入していく演技

 さらに、別のインタビューでは「ひとつの現場にかける熱量が多すぎて、仕事が終わるとぐったりしてしまう」と答えていた松岡(参照)。いかに強く物語に深くのめり込んでいることが伺える。

 同じインタビューで松岡は、声優を目指す人に向けてのメッセージを問われ、こう答えている。「僕の経験で言えば『怖がらないこと』です。怖がってしまえば、それはただの『自分』になっちゃいますから」ーー「自分」を超えるほどキャラクターに没入するのは簡単なことではないだろう。だが、松岡はためらいなく、そして信じれないほど深くそれをやってみせる。演じてきた一つ一つの世界でそうしてきたことが、今の松岡の技術の高さと信頼に繋がっているのだろう。

 アニメは画面の中の二次元であり、フィクションだ。だが、絵、動き、音楽、声、あらゆる要素が駆使されることで、時に息を呑むようなリアリティと感動を与えてくれることがある。真っ先にその世界に潜り、没入していく松岡の演技もまた、私たちの手を引いて、物語の世界に存分にダイブさせてくれるのだ。

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■満島エリオ
ライター。 音楽を中心に漫画、アニメ、小説等のエンタメ系記事を執筆。rockinon.comなどに寄稿。満島エリオ Twitter(@erio0129

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