東山紀之、デビュー35周年の軌跡 ジャニー喜多川、マイケル・ジャクソン、山下達郎……重要人物たちとの出会い

 デビューから35周年を迎えた東山紀之。今もなお、ジャニーズ事務所の後輩たちと同じステージに立ち、12月7日から始まる舞台『チョコレートドーナツ』では、シンガーを夢見るゲイの男性という難しい役どころに挑戦している。彼のこれまでの歩みを振り返ると、幾つもの挑戦の中に多くの人物との出会いがあった。12月4日放送の『A-Studio+』(TBS系)を参考に、東山の軌跡を辿る。

 ジャニーズ入所のきっかけとなったのが、ジャニー喜多川からのスカウトだった。それは渋谷の交差点で信号待ちをしていた際に、車で通りがかったジャニーから声をかけられるというもの。その場所は運命的にも、『チョコレートドーナツ』が上演されるPARCO劇場の横の交差点だ。

 「それはもう、やってやろうっていう気持ちがね。ものすごいありました」。デビュー当時、やる気に漲っていた東山は、バク転をすればなんとかなると思い込んでいた。踊りもそこまで好きではない、合ってないとまで思っていた彼を変えたのが、マイケル・ジャクソンとの出会い。「楽しく歌って踊ってっていう人が、世の中にいるんだと思って、それはもう衝撃で」。東山はマイケルがコンサートの後に泊まっているニューヨークのホテルの部屋に招待され、彼に帽子をプレゼントしてもらっている。サイン入りのその帽子を東山は「生活に困ったらこれを売るんだって言って子供達に渡そうかなと思って」と冗談交じりに語る。

 ほかにも、時代劇『大岡越前』(TBS系)で共演した加藤頼、さらに番組では山下達郎の名も挙がり、その妻・竹内まりやも登場した。近藤真彦の大ヒットナンバー「ハイティーン・ブギ」の作曲・編曲を担当した山下達郎。その打ち合わせに合宿所に来ていた山下に、ジャニーの指名でお酒を作ったのが当時まだ16歳の東山だった。そして、東山が森光子に結婚の報告をしに行った舞台公演に居合わせたのが、竹内まりや。「気が楽だから」と提案され、いざ向かうとそこには山下達郎のほか、舞台を観に来ていた大地真央とその夫、さらに岡本健一と大御所が勢揃い。結果、大勢に祝福されることになったという。

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