『エール』コンサートで古関裕而の名曲と名優達の歌声を堪能 吉原光夫から山崎育三郎×森山直太朗、二階堂ふみまで

『エール』コンサートで古関裕而の名曲と名優達の歌声を堪能 吉原光夫から山崎育三郎×森山直太朗、二階堂ふみまで

 「『エール』コンサート」を締めくくるのは、オールキャストをバックに音が歌う、希望を込めた平和への祈り「長崎の鐘」。指揮を務めるのは裕一。「僕の作った曲で君が大きな舞台で歌う」ーーもう一つの2人の夢のつづきが、そこにはあった。特筆すべきは、二階堂ふみの歌声だ。山崎をはじめに、ミュージックティーチャーこと御手洗を演じる古川雄大などミュージカル界で第一線を張るキャスト陣、森山や、光子を演じる薬師丸ひろ子と歌手として活躍する人物が『エール』には勢揃いしている。言ってみれば、そのどちらでもない二階堂がコンサートのトリを務めることは相当なプレッシャーだったであろう。しかし、放送を通して我々は知っている。彼女の力強く、伸びやかな歌声を。過去のオンエアではオペラを歌い、超高音のホイッスルボイスを響かせるシーンもあった。『エール』がスタートしたばかりの頃の二階堂のインタビューを読むと、「私は歌がもともと得意ではないので、苦戦しています(笑)」と答えているのだから、約1年の撮影を通しての成長と陰にあった努力は計り知れない。この『エール』をきっかけに、二階堂もまた歌手として歌い続けてほしいと願うのは、筆者だけではないだろう。

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 余談ではあるが、今年の『NHK紅白歌合戦』の紅組司会は二階堂ふみ、「今こそ歌おう みんなでエール」をテーマに、GReeeeNが主題歌「星影のエール」をNHKホールから届けることが決まっている。かつての『あまちゃん』(NHK総合/2013年)や近年では『ひよっこ』(NHK総合/2017年)のように、『紅白』の舞台で物語の続きが紡がれる作品も多くある。「それではまた!」という再会を願う裕一の言葉が、未来に繋がっていくことを信じて。

■渡辺彰浩
1988年生まれ。ライター/編集。2017年1月より、リアルサウンド編集部を経て独立。パンが好き。Twitter

■放送情報
連続テレビ小説『エール』
2020年3月30日(月)〜11月28日(土)予定(全120回)
※9月14日(月)より放送再開
総合:午前8:00〜8:15、(再放送)12:45〜13:00
BSプレミアム・BS4K:7:30〜7:45
※土曜は1週間を振り返り
出演:窪田正孝、二階堂ふみほか
制作統括:土屋勝裕
プロデューサー:小西千栄子、小林泰子、土居美希
演出:吉田照幸、松園武大ほか
写真提供=NHK
公式サイト

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