「赫い夜」リリースインタビュー
yamaへの楽曲提供も話題 クリエイター john=TOOBOEに聞く、ソロプロジェクト始動の背景と創作活動の原点
楽曲の強度の高さが大事な時代になってきた
ーー今後も、作家活動は積極的に?
TOOBOE:ぜひ、どんどんオファーしていただきたいです(笑)。今はとにかくいっぱい書きたい。好きな作家は船山基紀さんで。編曲家としても有名で、たくさんのヒット曲を作られていますね。あとは、先日お亡くなりになった筒美京平さんも大好きで。まさに楽曲の強度が高いですよね。そういった作家を目指しています。
ーー自分がメロディメーカーとして活動するにあたって、努力してきたことなんてありますか?
TOOBOE:楽曲制作は、ずっと好きでやってきたものなので努力って感じじゃないかもしれません。でも、昔の曲はたくさん聴いてましたね。そこは負けない強みになっているかも。
ーーここ最近はコロナ禍の影響もあり、よりCDからストリーミングサービスへとシフトが起きつつありますがTOOBOEさんは、この状況をどのように捉えられていますか?
TOOBOE:代謝がどんどん早くなってきているような気がします。新しいアーティストのヒットも増えましたよね。今そんな意味で、楽曲の強度の高さが大事な時代になってきたと思います。
ーー最近の音楽シーンだとどんなアーティストが気になっているとかあります?
TOOBOE:藤井風さんですね。彼のステイタスの高さにただただ驚かされました。楽曲が生きているんですよね。フィーリングで成立させているのに説得力があって。キーやコードにこだわらずに自由にやられている感じがして。
ーー音楽以外のカルチャーなどで好きなものは?
TOOBOE:最近は映画のマーベルシリーズを見ています。王道ものって、ちゃんと押さえるところを押さえているんですよ。その上で、はみ出たこともやられていて。それが個性になるんです。それは音楽でも参考になりますね。
ーーボカロ世代以降、アウトプットの手法含めて伝え方までもが表現となり、セルフプロデュース力が大事な時代となりました。そんな意味で戦略的に考えられていることってありますか?
TOOBOE:僕はSNS、そんなに得意ではないんです(笑)。自分のパーソナルな部分が見えすぎると自分の楽曲は安くなるような気がしていて。もちろん世に出れば出るほどいい影響が出る人もいると思うんですけど、その反面、出さないことで曲の純度が高くなるイメージがあって。有難いことにリスナーは、僕が好きなようにやっていてもついてきてくれているので、これからも変にかしこまらずに好きなことをやり続けたいですね。
■リリース情報
「赫い夜」
2020年10月28日(水)リリース
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■提供曲
yama「真っ白」
配信中
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※ABEMA『恋愛ドラマな恋がしたい~Kiss On The Bed~』主題歌
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